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テーマ:フシギばなし
721 :本当にあった怖い名無し :2010/03/28(日) 17:50:58 ID:XJ816p2x0
高校時代の知り合いに関して気になるエピソードがあるので書き込ませてもらう。

その知り合い(仮にAとする)は高校時代は別に親しくもなかったんだが、
同窓会で急に親しくなってそれからよくつきあうようになった。
昔は根暗で人見知りだったAも、今では社交的で明るく、小さいながらも会社を経営している。
羽振りもよく、一緒に飲んだらよく奢ってくれるし、彼女も美人で申し分ない。

そのAと道でばったり会った。こっちが声をかけたら、Aはしばらく呆然としている。
疲れているのかな、と思って、今度また飲みに行こうと言って別れようとしたら、Aが俺の手を掴んだ。
「話したいことがあるんだ。その、おまえの会っているAについて詳しく教えてくれないか?」
何を言っているんだと思いながら、いつも奢ってもらっているので、近くの喫茶店に入った。
いつものAと違って、なんだか大人しく、覇気も感じられない。
昔のAを思い出させる。
「実は、俺じゃない俺が出歩いているみたいなんだ」
何を言っているのかさっぱり分からない。
Aは目の前にいるのに。
「おまえ、経営を誰かに任せて少しのんびりしたら?」
「そうじゃない。俺は会社経営者じゃない。
ただのリーマンだよ。おまえの会っているのは多分俺じゃない」
「会社倒産したのか?」
「俺は大学を卒業してずっと雇われの身なんだよ」





722 :本当にあった怖い名無し :2010/03/28(日) 17:53:24 ID:XJ816p2x0
Aの話によるとこうだ。
最近会ってもいない親戚とかからお礼の電話が来たりする。
最初は生返事で誤魔化していたが、この間は両親から電話がかかってきて、
彼女の両親に挨拶したいと言い出した。
「俺は仕事が忙しくて田舎に帰っていないし、法事にも顔を出していない。なのに、
俺そっくりな誰かが、法事に出て親戚と雑談したり、両親の元に返って彼女を紹介したりしている」
目の前のAは、彼女なんていないし、彼女がいたこともないと主張する。
俺はからかわれていると思って、携帯のアドレスから、Aの携帯へ電話を入れてみた。
目の前のAから着信音が聞こえてくる。俺は呆れかえって溜息をついた。
「おまえ、ふざけるのもいい加減にしろよ」
「信じてくれないかもしれないけど、本当に別の俺がいるんだよ」
そう言うと、Aは名刺を出して、裏に電話番号を書き殴った。
「今度、俺に会っているときに、ここへ電話してくれ。別の携帯だ」
それでその場はAと別れた。





723 :本当にあった怖い名無し :2010/03/28(日) 17:55:08 ID:XJ816p2x0
その後、数日後にAから電話がかかってきた。
声の明るさからして会社経営の方。
「契約が終わって祝杯を挙げたい気分なんだ。つきあわない?」
俺は先日のこともあって、少し迷ったが、
どうせAが種明かしをするだろうと思って、つきあうことにした。
場所はちょっとオシャレなカクテルバー。Aは先に一杯やっていた。
「よお、久しぶり。今夜はおごりだ」
「契約お疲れさま」
俺とAはしばらく雑談しながら飲んでいたが、Aが種明かしをする気配はない。
軽く酔いが回った所で、俺はリーマンのAから手渡された番号へ携帯から掛けてみた。
目の前のAから着信音が鳴って、Aが、ばれたか、という顔を見せると思ったからだ。
Aから着信音は聞こえてこない。
でも、携帯は誰かとつながった。
「もしもし・・・・Aです」
それは紛れもないAの声だった。
なのに目の前では会社経営者のAが悠然と飲んでいる。
「もしもし、○○です。Aだね、確かに」
「そうだ。Aだ。もう一人の俺が、そこにいるんだね?」





724 :本当にあった怖い名無し :2010/03/28(日) 17:58:40 ID:XJ816p2x0
酔いは一気に醒めた。頭の中が混乱してきて軽く目眩がしてきた。
「誰と話しているんだい?」
目の前のAが気軽そうに尋ねてくる。その笑顔がとても不気味に見えた。
「・・・・Aだよ。君と電話で話しているんだ」
目の前のAが怪訝そうな顔をする。電話の向こうのAはそいつと代わってくれと頼んでいる。
「僕と話している?」
「君と話したがっている」
「代わっても良いかな?」
俺は無言で頷いて携帯電話を差し出した。
Aはその電話を受け取り、話し出した。
気持ち悪くなった俺は席を外し、トイレで思いっきり吐き出した。
何がなんだか訳が分からない。多分、A達はもっと訳が分からないのだろう。
席に戻ったら電話は終わっていた。Aは小難しい顔をしている。
何を話したのか聞きたかったが、教えてくれそうな雰囲気でもない。
「帰ろうか」
目の前のAが言った。俺も同意した。
そしてそのまま別れることにした。

それからもしばしばAとは会っている。会社経営の方だ。結婚もしたらしい。
でも、あのバーでのことは話題に上らないし、俺も切り出す勇気がない。
今は録音機器も発達しているし、Aなら部下を使って悪戯も可能だろう。
いつかAが種明かしをする日を待っている。だけど悪戯じゃなかったら・・・・・






自分のお葬式

テーマ:フシギばなし
552 :本当にあった怖い名無し:2012/05/09(水) 14:39:43.44 ID:Q0GxRqtM0
流れ切断。ふと思い出したけどどこかで言ったことあるかもしれない話。
俺は色々見えるっつかそれ以上にあっちにいろんな事が出来るタイプ。
なので葬式なんかじゃ抜けた中の人がどこ出歩いてるか、お迎え来てるかとかが見えている。
で、事故で若い頃から足腰悪いわ痔だわのうちの母方の爺さんが死んだ時の事。
通夜の席では親戚が棺桶に向かって生前を偲び、
「文句が多くて我が儘な人だったねぇ」などとぼやきつつもお別れを言っている。
じゃあ当の爺さんは何してるかっつーと祭場に居ないから探してみたら
近所で勝手に茶を飲むだのしている気配がする。
出棺の段に至ってやっと死体の所に帰ってきたと思ったら
一同を見て辛気くさいだのなんだの文句を言い出す。
「あんたの葬式やろ!」と(声ではなく念話で)つっこみを入れると「せやっけ?」とボケる始末。
そしてようやく俺が見えたり色々出来る力がある事に気付き、「立派になったなぁ」とか言われる。
うん俺まだ社会的栄達はしてないから。つか無職だから。
火葬場行きの車に同乗すると相変わらず腰だのケツだのが痛いとぼやくので、
死んでいればこっちのもんだと霊体修復で疾患を治してあげると
「うひょぉ!」って感じで焼き場前で走り出す爺さん。
対して親族はこれから火葬、遺体に最後の別れを告げて涙ぐむ婆ちゃんにおっちゃんおばちゃんそしてかーちゃん。
でも本人は笑いながら数十年ぶりに全力疾走して大笑いしてる。





553 :本当にあった怖い名無し:2012/05/09(水) 14:42:45.66 ID:Q0GxRqtM0
棺が炉の中に入っていく様に手を合わせ冥福を祈るその方向に本人(の中の人)はおらず。
登る煙に故人はああして天に昇っていくんだなとかおっちゃんとかが思ってたかは知らんが
そんな気も知らずに本人は息が切れない死んだ身を良いことに帰りの車に併走してはしゃいでいる。
そうしてつつがなく葬式は終わったが、悲しんで良いのか笑えばいいのか終始判断に困る式でした。
なお、その後爺さんは俺が渡したあっち側の小遣い片手に遊び歩き、
その後無事あの世に行った…っぽいです。
ぽいってのはその場にはお迎えが来てなかったからで、近所の信心深い婆さんなんかが死んだ時は
仏門の送迎団が数人来たりと来る人の所にはちゃんとアフターサービスがあったから。
もしかしたらどっかで二度目ののたれ死にでも味わうか、人ん家に転がり込んでクダ巻いてるかもしれない。
死んじまえば本人は実に気楽なもんだなぁ、と思いました。おわり。

…書き込んでからこの話前にしたような気がしてきた。






554 :本当にあった怖い名無し:2012/05/09(水) 15:24:27.39 ID:+8GWiaEU0
今はちゃんと就職したの?





555 :本当にあった怖い名無し:2012/05/09(水) 15:29:28.46 ID:NaI4jP5q0
ちょwww 突っ込みどころはそこかい!www






556 :本当にあった怖い名無し:2012/05/09(水) 15:52:45.51 ID:Q0GxRqtM0
>>554
したいよ!お金無いよ!
お盆にやってくる父方のじーさんばーさんの優しい励ましが痛いんだよ!・゜・(/Д`)・゜・
学生時代からの顔の利いたあの世の知り合いには他も色々あって合わせる顔がなくて疎遠気味だし…
向こうの金子を現世に持ってくる方法は無いのだろうか…
とりあえず怪物しばく仕事ないかな…俺の見てる層が一般か知らんけど。

>>555
普通に居るって事に慣れると居るのはどうでも良くなるんですよ。
でも流石に手前の葬式で子供や嫁が神妙にしてんだからアンタも落ち着けやとツッコミたくもなるわけですよ。
自分の葬式で呆然と立ちんぼになってる人とか
遺族を慮って肩に手を置いて悲しむ人とか、大抵静かにしてる人ばかりの中コレだよ?w





ケンムンの願い

テーマ:フシギばなし
494 :本当にあった怖い名無し:2012/05/06(日) 18:35:15.82 ID:LFwsOZQoO
では、書きます。ちょっと長くなるけど…
もうだいぶ前だし記憶は曖昧だけど、確かそれは私が小学四年生の頃の話

その夜は知人の結婚式ですっかり夜も更け、父は一人夜道を歩いていた。

片手には手みやげ、少し酔ってはいたが足早に歩いていたそう。

すると、私の通う小学校の横の小山(ケンムンが住んでいるといわれている)の脇を歩いていると、
どこからともなく生暖かい風が吹いた。
なにか嫌な予感はしたが、もう三分程で家にも着く。
足早に足を進めていると、何かが自分の手を力強く掴んだ。
「~(父の名前)わんぬなぁやわしりたんきゃ?」
(この地域では独特の方言があり島人は島口を話す。この言葉の意味は私の名前は忘れたのか?)
と言ってきた。

さすがに父も怖くて声にならない声を出し振り切ろうとしたが相手は一層力を増す。
「たんや?(誰だ?)」
父は思い切って声を出したが、相手は誰とも答えず、
「ほぉーらい。ほぉーらい。(嬉しい。嬉しい。)」
と何度も同じ事を言っていたらしい。
頭の狂った者かと思い、月明かりと遠い街灯の明かりを頼りに目を凝らしてみると

背丈は子供のようだが、足が異様に長い事に気づく。
髪はおかっぱのようで頭には皿のようなもの…この時点で父はケンムンだとはっきり分かった。
しかし、ケンムンを見た者は目をやられるとかケンムンにされてしまうという言い伝えもあり、
父は目をつぶり必死に抵抗した。

「まーさんどぉ(おいしいよ)」
と何やらにゅろっとしたものを口に入れられそうになったが、父は抵抗し、
手みやげをそいつ目がけて投げてやっとの思いで家まで走った。

「~~」
後ろからそいつの呼ぶ声が聞こえてきたが、振り切り家まで飛び込んできた。






495 :本当にあった怖い名無し:2012/05/06(日) 18:36:00.91 ID:LFwsOZQoO
「開けろ!開けろ!」
と叫ぶ父の声に家族全員目を覚ました。
急いで戸を開けると、青ざめた父の顔と衣類にはべったりナメクジやかたつむりがついていて
家族全員、時間も忘れて叫んでしまった。
「ケンムンにつれてかれそうになった…。」
と父は言い、しっかり鍵を閉め、父はそのまま風呂場へ。
「酔っ払って夢でも見たんでしょ?草っぱらにでも寝てたの?ケンムンなんて気のせい。気のせい。」
家族は半信半疑だったが、でも私は、父は嘘をつくような人ではないのも分かっていたし
いつもは温厚で落ち着いてる父の初めて見る慌てぶりに絶対に夢ではないと思ったし、カ
ーテンの隙間から異様に長い手が窓にいるかたつむりを掴んでいるのが見えたから。…つづく。






496 :本当にあった怖い名無し:2012/05/06(日) 18:39:23.71 ID:LFwsOZQoO
でも、話を聞く限り、ケンムンに悪気があったとは思えなかった。

次の日私は興奮気味にこの話をクラスの仲良しな子に秘密だよと言いながらこっそり教えたりした。

そして、その時の担任の先生はお話が大好きな先生で
ケンムンの話もよく知っていたしいろいろと話したら
「あの小山にはたくさんのケンムンがいるのかもしれないね」
といたずらっぽく言ったので、子供ながらにビクッとしたのを覚えている。
帰り道も小山の脇を通るときはビクビク。少しの音でも過剰に反応してしまった。
家に帰っても、ケンムンの事を考え、図書館から借りてきたケンムンの本を読んでいたら母が、
「そんなにケンムンの事ばかり考えていたら今度はあんたがつれてかれるよ」
と言われて、それは勘弁と早々と床についた。

…その夜に見た夢。
一人どこかの山の中にいる私。
出口も見あたらなく薄気味悪く辺りは草がボーボーと茂っていて
下手に動いたらハブに噛まれるかもしれない…怖い…怖い…

私はどうすることもできなくてその場で泣き叫んでしまった。
…すると、
「なんで泣いてるの?」
と後ろの方で声がした。
驚いて振り返ると、そこには私よりも少し背が高い男の子が立っていた。
「道に迷ったの?」
とその男の子は優しく問いかけた。
私が小さく頷くと、
「ここらへんは詳しいから帰り道まで案内するよ。」
と言ってその男の子は私の手をとりゆっくりと歩き出した。
私は、藁にもすがる思いでその男の子の後をついていった。
すると、その男の子は一人でもくもくと話し始めた。






497 :本当にあった怖い名無し:2012/05/06(日) 18:39:51.05 ID:LFwsOZQoO
「本当はね、優しい奴もいるんだ。
みんな仲良くしたいと思っているんだけど、中には怒ってる奴もいるんだ。
だって、人間は自分の利益の為に自然を壊す事ばかり考えているだろ?それは許せないよ。
だって、自然は人間だけのものじゃない。」

「だから、人間を嫌って意地悪をしたりするやつもいる。
でもそういう奴は一部で、たいていは静かに見つめているんだ。
さっきも君たちが帰る姿をずっと見ていたんだよ。今日もいい日だったかなって。」

「本当はね、君のお父さんや君のおばあちゃんにも会った事はあるんだ。もうだいぶ昔のことだけど。」

とそこまで言って、男の子は私の手を離した。
「この道をまっすぐ進めば君の知ってる道だよ。」

「僕に会いたくなったらいつでもここを見つめてごらん。いつでも会えるからね。」

と言った。
「ありがとう…」
と私が振り返ると、その男の子はもういなくなっていた。

なんだか怖くなり、男の子が言うように、まっすぐ駆け出した。

やっと明るい道になり、さっき私がいた場所を見上げるとそこは、小学校の横の小山だった。

「いつも見守っているよ…」

そんな声がして、ふと目を覚ました。
次の日、父に幼少期、不思議な男の子と遊んだ事はないかと聞いた。
父は、名前は覚えてないが、一度だけ知らない子と相撲をとって遊んだ事があると言っていた。
あの夢の中の男の子は、ケンムンかもしれない…それは気のせいではないかもしれない。
ずっとそう思ってきた。

そして、あれから年月が流れて、大人になった今も、時々、小山の脇を通り小山を見上げる事がある。
今日もいい日だったよ。
と、笑いながら見上げると見えない誰かも笑い返してくれている気がするんだ。





胎内の記憶

テーマ:フシギばなし
508: 本当にあった怖い名無し:2012/04/23(月) 23:15:08.03 ID:ihF//+DRO

4、5才までは母親の胎内にいた頃の記憶が残っている場合があるってテレビで聞いたんだが、
正直(ホンマかいな…)って感じだった。
そろそろ4才になろうかという甥っ子がいるので、家に遊びに来た時に聞いてみた。
「お母さんのお腹の中にいた頃の事覚えてる?」って。
そしたら「うん」って。
マジかよ!って思ってテンション上がったわ。
「どんなだった?どんな事覚えてる?」って聞いたら

「おばちゃんが一緒に居たから寂しくなかったよ」って。

ゾッとしたわ。

「おばちゃんて誰?」って聞いたら「ママのお腹から出てから一度も会った事ない」って。
甥っ子の母も話を聞いてて
「この子、すれ違う女の人の顔をジッと見てる事がよくあるんだけど、
もしかして、その“おばちゃん”を捜してるのかな…」
って気味悪がってたわ。
俺もメチャさぶイボが出まくりました。





キツネとタヌキ

テーマ:フシギばなし
348 :本当にあった怖い名無し:2012/04/30(月) 09:31:40.58 ID:HJkpEn1a0

神様のお話で盛り上がってるね。
大阪人が聞くと関西弁とか人によって神様は姿を
コロコロ変えるのかな?

だとしたら面白い話があるよ。
伏見稲荷に参拝に行った時 ちっちゃい狸の置物 持ちこんだら
いきなり割れて頭に「ここはお稲荷様じゃ たぬ公を持ちこむとは
良い度胸だ」ときたから「油揚げ あげますので許してください」
と念じたら「コーン!」と聞こえたんで「わかりました トウモロコシを収める事にします」
と言ったら「面白い奴だな お前は」と返ってきた。




火事の記憶

テーマ:フシギばなし
967: 本当にあった怖い名無し:2012/04/24(火) 03:28:07.63 ID:5NtgWRQOO
私は一度だけ、運命を変えた事があります。

それは中学生の時でした。当時私は古いアパートに住んでいて、両親は共働きで、
二人とも朝がとても早く、まず父が明け方に出かけ、それから少しして母も続き、
学校に行く私が一番遅い外出をする、という感じでした。
なので母からは常に、火の元だけはきちんとしておくようにと言い聞かされていました。

にも関わらずある日、朝食後、ガス栓を開けたまま学校に出てしまい、
帰ってきた時にはアパートは火の海でした。
私達の家族は皆無事でしたが、別の部屋では死者も出たような惨状で、
父は呆然、母は泣き崩れていました。

私は後悔してもしきれず、これからどうすれば良いんだろう、
これからどうなるんだろうと絶望のどん底にいました。

そして一先ず、祖父の家に泊まりました。
その日の夜中、泣き腫らした目が痛くて目覚めると、枕元に、ボヤッと青く光る何かがありました。
私は本当に無意識に、それに触りました・・・、

そしてほんの数回瞬きした瞬間、あのアパートの部屋(リビング)に私はいたのです。
!?と思い、1~2分ぐらいその場で固まっていましたが、ふと玄関を見たとき、驚愕しました。

私がいる。

玄関に、靴紐を結んだままの姿勢で、固まったままの私がいたのです。






968: 本当にあった怖い名無し:2012/04/24(火) 03:30:14.12 ID:5NtgWRQOO
恐る恐る近付き、触ってみましたが、石のように固く、人間の感触のそれとはまるで違うものでした。
そこで初めて、周りがおかしい事に気付きました。景色の「色」が何だか薄いのです。
全くの無色、白黒、という訳ではありませんでしたが、
昭和の写真のように、全てが色褪せたような景色でした。

私は後退りしながら、ひとつの考えを抱いていました。まさか・・・とは思いましたが、
ガス栓の所に行くと、やはり閉まっていませんでした。
そして、それを見つけた途端、猛烈な頭痛に襲われました。

堪らず頭を押さえつつも、私は、自分があの瞬間に戻っている事を確信しました。
あれを閉めなければ。早く。早く。
私はキッチンのふちに手をかけ、何とか立ち上がろうとしました・・・、

結論から言うと、私は高校生の終わりまであのアパートまで暮らしました。
アパートが爆発し火災になった事実はなく、平穏な暮らしを続けられました。

あの日の朝目覚めると、祖父の家には顔だし程度に一泊していた事になっていて、
私は唖然としながらもこんな事など誰にも説明できず、でも「助かった」「よかった」という、
よく分からないモヤモヤを抱えて暫く過ごす事になりました。

何がきっかけで、あの過去、あの瞬間に戻れたのかは分かりません。
ただ、自分の記憶には確かに、焼け焦げたアパートの残骸、
泣く母親、あの絶望感が未だに残っています。





指きり地蔵様

テーマ:フシギばなし
466 :本当にあった怖い名無し:2012/04/25(水) 19:49:42.25 ID:qwMoeG0E0
俺の実家の近所に「指きり地蔵様」と呼ばれてる地蔵がある。
指の部分がちょうど指きりできるみたいに変に曲がってるから「指きり地蔵様」。
小さい頃、その地蔵様と指きりをしたことがある。近所の婆様方には止められてたけどね。
どうしてもやりたかったんだ。
で、指きりした後も何にも起こんなかったから「なんだつまんね」と思ってそのまま帰った





467 :本当にあった怖い名無し:2012/04/25(水) 19:54:58.27 ID:qwMoeG0E0
そんなこともすっかり忘れた頃、右手の小指に小さな切り傷ができた。
まあその頃はやんちゃなガキだったし、またどっかで切ったんだろと思って放置してた。
そしたら次の日も小指に切り傷ができていた。それから毎日一つずつ、切り傷は増えていった。
ついには小指だけが切り傷だらけになってどうしたもんかと思った。
不思議と痛みはなかったんだよね。





468 :本当にあった怖い名無し:2012/04/25(水) 20:00:04.58 ID:qwMoeG0E0
そこでふと指きり地蔵様のことを思い出した。あ、指きりしたのは右手の小指だったなって。
急いで指きり地蔵様のところへ行ってみた。そしたらね、指きり地蔵様の前にある台
(よくお供え物とかが置いてある)の上にタバコが数本落ちてた。そこで分かったよ。
指きり地蔵様は助けを求めてたんだなって。このタバコが邪魔だからどけてくれって。






469 :本当にあった怖い名無し:2012/04/25(水) 20:06:12.22 ID:qwMoeG0E0
どうやら俺はあの時「指きり地蔵様を守る」と約束してしまったらしい。
それから指きり地蔵様に何かあるたびに俺の小指に切り傷ができるようになった。
もうかなり前の話で俺も実家を離れちゃってて今まで忘れてたんだけど
最近久々に切り傷ができたんではっと思いだした。ちなみに先週実家に帰って見てみたら
顔にクモの巣張ってたんで取ってきた。






470 :本当にあった怖い名無し:2012/04/25(水) 20:11:26.02 ID:qwMoeG0E0
俺は今大学生だが、就職して金稼いだらあの指きり地蔵様のところに小さな
祠でも建てようと思う。ずっと雨風にさらしっぱなしなんだ。あそこ。
毎回呼びだされてもめんどくさいしな。それに約束も最後まで守り通したいし。
今度また掃除でもしに実家に戻る。
長文失礼しました。




大量に釣れてます

テーマ:フシギばなし
287 :本当にあった怖い名無し:2012/04/27(金) 15:20:27.04 ID:Z3YgPDHK0

誰もいない時間にこっそり投下

俺の妹が曰くつき物件に住んでる。
平屋の一軒家なんだけど、その家の一室で人が首吊ったらしい。
亡くなった部屋ではたまにその家人がぶら下がってたりするんだと。
格安の賃料と、ペットいくらでも可(妹は三匹の猫飼い)の条件に妹が食いついた形。

ある日、妹の家に遊びに行くと猫が三匹その部屋の中央をぴょんぴょん跳ねてた。
猫じゃらしとかで遊んでる動画みたらわかるけど、あんな感じ。
何もない部屋の中央辺りに向かってぴょんぴょん飛びかかってる。

妹に聞いてみると、どうやらぶらさがってる人で遊んでるらしい。
普段使いする部屋じゃないから放置してたら、いつのまにか猫が玩具にしてたそう。
今は三匹だが、異様に猫を引き付ける性である妹宅には飼い猫以外に八匹ほどの通い猫がいて、爆釣れの時は十匹以上の猫がぶらさがってる人に向かってぴょんぴょんするのだそうだ。

妹に、ぶら下がってる人は大丈夫なのか?と尋ねたところ
「知らん。やられるのが嫌ならぶら下がるのをやめたらいい」
とクールに言い返された。
今のところ妹自身に害はなく、ぶら下がってる人は静かに猫じゃらしとなっているらしい。





神隠し

テーマ:フシギばなし
433 :本当にあった怖い名無し:2012/04/22(日) 00:40:26.74 ID:w9wb6nmw0
少々長いので、分割して書きこませてもらいます。

もう十数年前、大学生だった私は、部活の夏合宿(と言う名目の旅行)に出かけ、その帰り、
大学の合宿施設の近くに実家のある先輩に誘われて、地元の花火大会を見学していた。
花火大会の後、会場近くの河原で買い込んだ花火を楽しみ、そのまま先輩の車に同乗させてもらい、
東京に帰ることになった。

河原で花火を楽しみ、しばらく休んだ後の出発だったので、
時間は、12時を過ぎて、1時になろうとしていた。
今から考えれば危険極まりないが、若さゆえか、誰もそんなことを気にしていなかった。

「先輩、運転疲れたら行ってください、俺ら変わりますから。」
「おお、そんときゃたのむは。ま、高速乗るまでは、道知ってんの俺だけだし。
高速まではゆっくり行って60分位だし、
高速乗った最初のSAで、運転変わってもらうかも。でもぶつけるなよ。俺の愛車。」
「大丈夫ですよ。」

皆で(と言っても、先輩、私含め4名でしたが)先輩の車に乗り込み、出発します。
運転席に先輩、助手席にA、私ともう一人のBは後ろ座席です。
走り始めて10分~15分ぐらいで、車は山道に差し掛かり始めました。
この道を越えるとインターがあるとのこと。





434 :本当にあった怖い名無し:2012/04/22(日) 00:41:24.39 ID:w9wb6nmw0
>>433

「知ってるか?この辺りにはさ、神隠しの伝承があるんだ。」と先輩が話し始めます。
「ああ、俺の田舎でも、そういう伝承のある山がありました。」とB
「ああ、でもさ、ここは、明治になった後、いや、戦後でも神隠しが発生したらしいんだ。」
「まじっすか?」
「ああ、明治の頃、日本人は迷信にとらわれすぎている、って考えていた若い帝大の教授が、
迷信であることを証明する。として、ここで、それを実行して、で、神隠しにあったんだと。」
「へえ?で、神隠し、って事は、当然そのまま行方不明なんですよね?」
「ああ、でな、その後、この辺の人達はそれを恐れて、この山に近づかなくなったんだ。
でも戦後になって、その記憶が薄れたのと、戦後の雰囲気っていうのかな?
30年ごろ、東京の大学院生達がここにきて、神隠し事件を調べようとしてさ、
やはり行方不明になったんだ。」
「でも、戦後じゃ、警察とか動きますよね。いや、明治でも動いと思いますけど。」と私
「ああ、警察、消防団とか総動員で山狩りをしたんだけど、結局何の手がかりもなかったんだって。
まあ、戦後になったとはいえ、田舎だから、年寄りとかはまだまだ迷信深くて、
最初は山に入りたがらなかったって話だけど。」
「へえ、新聞に載ったんですかね?」
「地元の新聞には載ったらしい。」
「何かの事件に巻き込まれたんですかね?」
「まあ、そんな所かもしれないが、地元の年寄りたちは、やっぱり神隠しの伝承は本当だった。
物見遊山気分だから、神隠しにあったんだ。って噂し合ったんだ。」
「なんか横溝正史の小説か、浅見光彦みたいですね。」
「神隠し伝説殺人事件とか」
軽く笑う4人。





436 :本当にあった怖い名無し:2012/04/22(日) 00:42:16.39 ID:w9wb6nmw0
>>434

「そういえば、俺の田舎でも・・・」Bが話を引き継いで、地元の怪談を話し始めました。
Bが話を終えた後、Aが、自分が高校時代に聞いた学校の怪談を始めました。
こうなると私も話さないわけにはいきません。私も中学の頃聞いた怪談話を話します。
で、私が話し終わると、促されたわけでもないのに、再びBが怪談を始めました。
まあ、眠気覚ましには話をするのが一番と言われているし、危険な夜間のドライブ、
みんなで、こうやって話し(しかも怪談)ていれば、眠気も飛ぶかもしれない。
私もそう思い、Bの後、再び怪談を始めたAの話が終わった後、怪談を始めました。
B→A→私、の順番で、話を続けます。
途中で先輩も話に巻き込もうとしましたが、運転に集中したい。
また、怪談聞いていれば眠くならないから、聞き手に回っています。
結局、私、A、Bで会談を続けることになりました。

どのぐらい時間がったったのかは、時計を見ていなかったので覚えていませんが、
途中で少々妙なことに気が付きました。

もう10回以上私は怪談をしているのです。

B→A→私。

という順番は堅持されていたので、皆で30以上の怪談を話していることになります。
一つの話に3分としても90分はかかっている計算になります。
もう高速に乗っていてもいい筈ですが、まだ山道から出た気配すらありません。
『こういう状況だから、時間が長く感じるのかな?』
疑問に思ってもいましたが、同時にそうとも考えました。

「おい、○○、お前の番だぞ。」
「ああ、じゃあ・・・・」

Aに促され、再び私も怪談を始めます。
で、頭に沸いた疑問もそこで打ち切りになり、再び怪談話の輪に戻ります。




437 :本当にあった怖い名無し:2012/04/22(日) 00:43:09.06 ID:w9wb6nmw0
>>436

「・・・・・・という話だ。」
Aが、何度目になるかは分からない怪談を終えます。
『次は俺の番か』どの話をしようか考え始めた時、ふと、先ほどの疑問が頭をよぎります。
あの後、10回、いや20回は、怪談を話しています。
合わせれば30回以上は怪談をしていたような気がします。
いや、実際はそんなにしていないかもしれませんが、かなりの回数の怪談を話したのは事実です。
時間で言えば、1時間、いや、2時間はとっくに経過していていいはずです。
なのに未だに山道から出ていないのです。
『道に迷ったのかな?』そうも思いましたが、それにしても時間がかかりすぎです。
ここが何処かはわかりません
(カーナビもない時代(一応あるにはあったが、学生の車に搭載できるような代物ではなかった))
周りは真っ暗。いや、真っ暗すぎます。まさに墨を流したような暗闇です。
一気に不安が広がります。

「今のAの話で99話目だ。」
「え?」今まで黙っていた先輩が突然口を開いたので、驚いて聞き返す私。
「だから、今のAの話で、怪談99話目だったんだよ。」
「へえ、そんなに話したんですか俺ら。」気軽に受けるB
「案外怪談知っているもんなんですね。」Aも普通に受け答えしている中、私だけが、混乱し始めていました。

99話、一話3分程として、300分近い時間、つまり5時間は経過しているはずです。
出発したとき1時なのですから、今の時間は、6時近く。
もう、夜が明けていいはずです。
いや、それほどの時間がたっていなかったとしても、高速のインターにはとっくに着いているはずです。

なのに相変わらず山道らしいところ、というか、何処かすらわからない、
真っ暗闇の中を車は走り続けているのです。
恐怖の感覚が私を襲いました。

「百物語って知っているか?」恐怖にパニック寸前の私をしり目に先輩は話を続けています。
「ああ、ろうそく百本立てて、一話ごとにろうそく消していくって奴でしたよね。」とB
「俺たちそれできましたね。ま、車内で100本蝋燭立てられないけど。」とA
「ああ、で、100本目が消えると、妖怪、幽霊が現れる。」と先輩
「俺たちも蝋燭消していたら、現れますかね?」とB





438 :本当にあった怖い名無し:2012/04/22(日) 00:44:41.25 ID:w9wb6nmw0
>>437

『ちょっとまって、ちょっとまって、ちょっとまって』

先輩の話に、平然と相手をしているA、Bに対して、すでにパニックになりかかっている私。
叫びだしたかったが、恐怖のためか、緊張のためか、声が出ません。

「ああ、出るかもな。でもさ、実は百物語っていうのは、
最初は、真っ暗な中、屋外で、怪談百話を話すものだったんだ。」
「へえ、初めて知った。」とB
「ああ、この辺りでは、少なくともそうだったらしい。
で、100話を話し終わると、妖怪が出るんじゃなくて、
そういう物がいる異界への扉が開いてそこに引き込まれる。
ってものだったんだ。」先輩が妙に抑揚の、いや、感情のない声で話します。

「へえ、異界への扉って、漫画みたいですね。」とB
「ああ、で、明治の帝大教授や、昭和の院生も、この地に伝わるその伝説を聞いて・・・」

「ちょっと待ってよみんな!!」

やっと声を放つ私。





439 :本当にあった怖い名無し:2012/04/22(日) 00:47:00.53 ID:w9wb6nmw0
>>438

「なんだよ、○○ビビったのか?」とA
「そうじゃないよ、先輩、ここどこですか?周り真っ暗、街頭ひとつない、何時になったら高速に出るんですか?」
恐怖でほとんど涙声になっていました。

叫んでいるうちに気が付きましたが、この車、一度も止まっていません。
いや、よくよく考えてみると曲がった気配すらないのです。
周りは真っ暗、いや、ヘッドライトすらついて居なのです。
前方も真っ暗な闇です。

『なぜ今頃気が付いているんだ!!』

自分に毒づきましたが、このまま先輩の話し続けさせたら、危ない、
いや、そんな生易しいものですらなくなる。
なんと言うのか、そんな言いようのない、本能的な恐怖に駆られ、
私は、パニックと恐怖で、涙声になりながらもつづけました。
「よく考えろよ。なんでこんな周り真っ暗なんだよ!!
99話怪談話したんろ?いったい何時間たっているんだよ?
なのに、なぜ、何処にもつかないんだよ!!」
「もうすぐ着く。いいから黙ってろ。」抑揚と感情のない、
なんというのか、先輩の声ですが、先輩でない誰かが話している、そんな感じの声でした。
「その前に車止めてください!!とにかく!!」
ここで黙ったらおしまいだ。
とにかく先輩にこれ以上話をさせてはいけない。
そんな感じで、絶叫に近い声で、先輩に言いました。
「せ、先輩、とにかく車止めましょうよ。」とB
やっと現状に気が付いたのか、Bも少々あわてた声で先輩に言います。

「話しが終わったら着くから黙って聞けって。」相変わらず抑揚のない声で話す先輩。





440 :本当にあった怖い名無し:2012/04/22(日) 00:48:15.67 ID:w9wb6nmw0
>>439

「B、ブレーキ踏め、ブレーキ」完全にパニック状態の私。
「先輩、話の前に止めて、ドア開けてください。
そうしたら、聞いてもいいですから、先輩の話」Aもすでにパニック状態なのか、大声で叫んでいます。
「この山で、100物語を・・・・」
完全にパニック状態の我々三人をしり目に、先輩が、抑揚と感情のない声で続けます。

「先輩、すみません!!」

そういって、Bが先輩の横っ面を殴りました。

キキキー

急ブレーキの甲高い悲鳴とともに車が止まりました。
シートベルトは着けていましたが、前席に頭をぶつけました。

「ああ、すまんみんな、大丈夫か?」と、先輩

周りを見ると、遠くですが、民家の明かりが見え、道の先にある街頭も見えます。
何よりも、ヘッドライトの明かりが見えます。

『も、戻れた』

なぜそう思ったかは知りませんが、
安堵感と、恐怖から解放された感覚で、全身の力が抜けていくのを感じました。

先輩は、車から降りて、車の前の方を確認していました。
「すまん、目の前を横切った、白い影が見えたもんで。って、どうしたんだ、お前ら?」
車内3人の尋常ならざる雰囲気に、先輩が、質問します。
少なくとも、先ほどの先輩ではなく、何時もの先輩であることに間違えはないようです。
我々3人も外の空気を吸うため車外に出て、落ち着いた後、今までの経緯を先輩に話します。





441 :本当にあった怖い名無し:2012/04/22(日) 00:49:34.65 ID:w9wb6nmw0
>>440


「お前ら、俺担いでいるのか?」

先輩の話だと、山道に入って、「この辺りに神隠しの伝説がある」って話した時、
黒い靄のようなものがかかった感覚があったので、
『眠気に襲われたか?』と思ったら、なんか、白い影が見えたので、急ブレーキを踏んだとのこと。
そう、その後の話は、先輩の記憶にはないのです。

先輩のはなしだと、確かに、この辺で、明治時代、昭和30年代に、神隠し事件があったこと。
この辺りの伝承だと、夜中に、屋外で、夜が更けてから、
夜明けまでの間、百話怪談をすると、異界に行ける。
という伝承があること。
地元の郷土史研究家とかは、戦国や、江戸時代、
まだまだ過酷で、飢饉とかに結構頻繁に見舞われていた時代。
(しかも、この辺りは、土地が痩せていて、貧しい地域だったのだとか)
そういう『苦しい浮世を捨て、別世界に行きたい』的な信仰があったから、
そんな伝承が生まれたのではないか?と、言っているのだとか。

で、明治時代の教授(と、その助手たちもいたのだとか)、
30年代の大学院生は、それを実行したといわれているのだとか。

「確かに俺も、その話聞いたときは、やってみたいな、って思った事はあったけど・・・」

先輩もさすがに青い顔をしていました。
時間を見ると、1時30分過ぎ、山道の入り口は、すぐではありませんが、下に見えました。
そして、車の横には、小さな、石造りの祠が見えました。
皆黙って、その祠にお祈りをした後車に乗りました。
不可思議な体験の後でしたが、なんと言うのか、もう大丈夫という、
妙な安堵感があり、恐怖はあまり感じませんでした。

「わり、左の頬が少し痛むんで高速の入り口で運転変わってくれ。」
「あ、ああ、いいですよ、俺が運転しますんで」とB

その後は何事もなく無事東京につきました。





442 :本当にあった怖い名無し:2012/04/22(日) 00:51:08.50 ID:w9wb6nmw0
>>442
長文申し訳ありませんでした。これで最後です。

が、その後、いくら思い出そうとしても、30話近い怪談話は思い出せません。
最初に話した数話は確かに覚えているのですが、
その後、どんな話をしたのかが、まったく思い出せないのです。
が、その不可思議な体験、何よりも、あの真っ暗な光景は、今でもありありと覚えています。

最近部のOB会で久しぶりに、先輩、A、Bと会いました。
話題になったのは、やはりあの時の不可思議な経験です。
「まあ、ハイウェイヒュプノシスとか、集団催眠みたいな状態だったのかも?」
不可思議な体験を、無理やり説明づけようとするわれわれ。
そんな私たち三人に対し、少々ためらったってから、先輩が

「実はな、あの道で、最近、失踪事件が起こったんだ。」

何でも、地元の若者たちの乗った車があの道に入ったのを目撃されたのを最後に、
その後行方不明になっている人たちがいるのだとか。





新築物件

テーマ:フシギばなし
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 06:11:55.79 ID:dNYGXuW8i

引越しを考えてる時に先輩からいい物件を紹介された
新築で破格の安さ
その理由はすぐ後ろに墓地があることと
そのアパート建てる前にあった間取りがまんまのアパートが火事で全焼したことらしい

一抹の不安はよぎるが安さにはかえられない
結局そこを紹介してもらった
そのアパートは二階建て三部屋ずつで
俺の部屋は二階の真ん中の部屋

最初は怖かったが特に何も起こらなかったし
毎朝出掛ける頃に会う一階の掃除してるおじさんとも挨拶する仲になったし
夜は帰ってくる頃手前の部屋のOL風のお姉さんとも挨拶するようになった

ただ、やっぱりおかしな事が起こり始めた
奥の部屋の住人とは会ったことなかったんだけど
夜中になると壁をドンドンする音が聞こえてくる

最初は我慢してたんだけど、注意しに行く勇気なんてないし
そもそも誰も住んでなかったらなんて洒落にならない
と思って不動産屋に件の話をしに行った
「奥の部屋ってどんな人が住んでるんですか?」
って言ったら
「そのアパートにはまだあなた以外住んでおりません」
って言われた




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