忘れられない声

テーマ:ナケタはなし
271 名前: 水先案名無い人:2009/03/19(木) 15:46:40 ID:one9NZI90

俺が小2の時の話。
俺は病例が珍しい高血圧病にかかっていた。
何回も血取られて、薬も飲んで、消防の俺にはつらかった。
でも、かあちゃんは家から2〜3時間かけて毎日お見舞いに来てくれた。

ある日俺は夜中にどうしても母ちゃんに会いたくなった
が、俺は手術後数日だったので病室から出るのは禁止されていた
俺は何とか夜勤中の看護師(その時は確か眼鏡の男しかいなかった)がいる
ステーションをほふく前進でくぐり抜け、(そのころはまだ
ケータイは普及していなかった)売店の横にあった公衆電話にたどり着いた。

カードを入れ、家の電話番号を押しているころにはもう半泣きだった。
母)もしもし…え!?あんた●●ね!?こげん時間にどがんしたと!?
俺)…母ちゃん…帰りたか…f58stf(泣いてて何言ってるかワカンネ)

しかし母にはとりあえず寂しいことだけは伝わったらしく、俺を優しく部屋へ帰るようになだめた

で、それはそこで終わったんだけど、最近テレビ見てて
死んだ息子と交信するとか何とかいう番組を見てたとき、いきなり母がしゃべりはじめた。

俺から電話があったあの時、母ちゃんも泣いたらしい。
俺はそこそこ元気になっていたが、
術後数日は安心できないということで死ぬほど心配だったらしい。
そのときに俺が電話したもんだから、
部屋に戻れ!と怒る前に俺の声がしっかりしていて、安心したんだと。

俺はその話を聞いた直後は恥ずかしいので
「そうだったっけ」みたいな感じで流したが、その日寝る前にベッドで声我慢して泣いた。

いまはもうあらから何年もたって、病気も直ったが、
あのときの電話越しに聞こえた優しい母ちゃんの声は一生忘れん。




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