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子供と離れて

テーマ:セツナスばなし
266 :長文ごめんなさい:04/11/27 22:28:53 ID:ReBux4BY

去年、色々有って、十余年連れ添った夫と離婚しました。
元夫の方にも私の方にもそれぞれ悪いところが有りました。
二人の子供とも離れ、実家とも友人達とも疎遠になり、
今は小さな部屋を借り、一人で暮らしています。
どうしようもない選択だったと思うのですが、落着くにつれ
もっとやり様が有ったのではとか、いや、そうではないとか、
考え始めると止まら無くなります。
子供達にも、親としてしてやらなければいけない事が、
沢山有った筈なのに、結果放棄してしまいました。

夫親族に、子供達との面会を拒まれていますが、
お菓子やおもちゃを買ってあげたい。
いっぱい抱っこして沢山遊んであげたい。
子供達は小さかったから、捨てられたとしか思えないでしょう。
一生許してはもらえないかもしれません。
でもお母さんはあなた達が大好きです。
会うのを許されたらそう言ってあげたい。
その日まで、頑張ろうとか思う。
多分、そんなのは私の自己満足で、子供達にとって
詭弁でしかないのかもしれないけど。

クリスマスやお正月お雛様子供の日遠足夏休み運動会
誕生日おもちゃやさん洋服やさん好きだった食べ物
全部が申し訳無く、自分ではお祝いや行事は祝いません。
本当にごめんなさい。



邪悪な目

テーマ:フシギばなし
その1 sage 2008/01/17(木) 21:36:23 ID:U3a23e/90
これは俺が14歳の時の話だ。
冬休みに、N県にある叔父(と言ってもまだ当時30代)の別荘に遊びに行く事になった。
本当は彼女と行きたかったらしいが、最近別れたので俺を誘ったらしい。
小さい頃から仲良くしてもらっていたので、俺は喜んで遊びに行く事になった。
叔父も俺と同じ街に住んでおり、
早朝に叔父が家まで車で迎えに来てくれて、そのまま車で出発した。
叔父は中々お洒落な人で、
昔から色んな遊びやアウトドア、音楽、等等教えてもらっており、尊敬していた。
車で片道8時間はかかる長旅だったが、車
内で話をしたり音楽を聞いたり、途中で休憩がてら寄り道したり、本当に楽しかった。

やがて目的地近辺に到着し、スーパーで夕食の食材を買った。
そして、かなりの山道を登り、別荘へ。
それほど大きくはないが、木造ロッジのお洒落な隠れ家的な印象だった。
少し下がった土地の所に、2~3他の別荘が見える。人は来ていない様子だった。
夕食は庭でバーベキューだった。
普通に安い肉だったが、やっぱり炭火で焼くと美味く感じる。
ホルモンとか魚介類・野菜も焼き、ホントにたらふく食べた。
白飯も飯盒で炊き、最高の夕食だった。

食後は、暖炉のある部屋に行き、TVを見たりプレステ・スーファミ・ファミコンで遊んだり。
裏ビデオなんかも見せてもらって、当時童貞だったので衝撃を受けたもんだった。
深夜になると、怖い話でも盛り上がった。
叔父はこういう方面も得意で、本当に怖かった。機会があればその話も書きたいが…
ふと、叔父が思い出した様に「裏山には絶対に入るなよ」と呟いた。
何でも、地元の人でも滅多に入らないらしい。マツタケとか取れるらしいが。
関係ないかもしれないが、近くの別荘の社長も、昔、裏山で首吊ってる、と言った。
いや、そんな気味悪い事聞いたら絶対入らないし、とその時は思った。
そんなこんなで、早朝の5時ごろまで遊び倒して、やっとそれぞれ寝ることになった。




697 その2 sage 2008/01/17(木) 21:37:46 ID:U3a23e/90
部屋に差し込む日光で目が覚めた。時刻はもう12時を回っている。
喉の渇きを覚え、1階に水を飲みに行く。
途中で叔父の部屋を覗くと、イビキをかいてまだ寝ている。
寒いが、本当に気持ちの良い朝だ。
やはり山の空気は都会と全然違う。自分の部屋に戻り、ベランダに出て、椅子に座る。
景色は、丁度裏山に面していた。別になんて事はない普通の山に見えた。
ふと、部屋の中に望遠鏡がある事を思い出した。
自然の景色が見たくなり、望遠鏡をベランダに持ってくる。
高性能で高い物だけあって、ホントに遠くの景色でも綺麗に見える。
町ははるか遠くに見えるが、周囲の山は木に留ってる鳥まで見えて感動した。
30分くらい夢中で覗いていただろうか?
丁度裏山の木々を見ている時、視界に動くものが入った。

人?の様に見えた。背中が見える。頭はツルツルだ。
しきりに全身を揺らしている。地元の人?踊り?
手には鎌を持っている。
だが異様なのは、この真冬なのに真っ裸と言う事。そういう祭り?だが、1人しかいない。
思考が混乱して、様々な事が頭に浮かんだ。背中をこちらに向けているので、顔は見えない。
その動きを見て、何故か山海塾を思い出した。

「これ以上見てはいけない」

と本能的にそう感じた。人間だろうけど、ちょっとオカシな人だろう。気持ち悪い。
だが、好奇心が勝ってしまった。
望遠鏡のズームを最大にする。ツルツルの後頭部。色が白い。
ゾクッ、としたその時、ソイツが踊りながらゆっくりと振り向いた。
恐らくは、人間と思える顔の造形はしていた。
鼻も口もある。ただ、眉毛がなく、目が眉間の所に1つだけついている。縦に。
体が震えた。1つ目。奇形のアブナイ人。ソイツと、望遠鏡のレンズ越しに目が合った。
口を歪ませている。笑っている。

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

目が合った瞬間、叫んでいた。涙が止まらない。とにかく、死にたい。
異常なまでの鬱の様な感情が襲ってきた。
死にたい死にたい…半狂乱で部屋を駆け回っていると、叔父が飛び込んで来た。




698 その3 sage 2008/01/17(木) 21:39:21 ID:U3a23e/90
「どうした!?」
「バケモン!!」
「は?」
「望遠鏡!!裏山!!」

叔父が望遠鏡を覗きこむ。

「~~~~~~ッ」

声にならない唸りを上げ、頭を抱え込む。鼻水を垂らしながら泣いている。
さっきよりは、少し気持ちの落ち着いた俺が聞いた。

「アレ何だよ!!」
「00子~ 00子~」

別れた彼女の名前を叫びながら、泣きじゃくる叔父。
流石にヤバイと思い、生まれて初めて平手で思いっきり、人の顔をはたいた。
体を小刻みに揺らす叔父。10秒、20秒…叔父が俺を見つめてきた。

「邪視」
「じゃし?」
「いいか、俺の部屋の机の引き出しに、サングラスがあるから持ってこい。お前の分も」
「なんで(ry」
「いいから持ってこい!!」

俺は言われるままに、サングラスを叔父に渡した。
震える手で叔父はサングラスをかけ、望遠鏡を覗く。しばらく、望遠鏡を動かしている。
「ウッ」と呻き、俺に手招きをする。「グラサンかけて見てみろ」。
恐る恐る、サングラスをかけ、覗き込む。
グラサン越しにぼやけてはいるが、木々の中のソイツと目が合った。
言い様の無い不安がまた襲ってきたが、さっきほどでは無い。
だが心臓の鼓動が異常に早い。
と言うか、さっきの場所では無い…ソイツはふにゃふにゃと奇妙な踊り?をしながら動いている。
目線だけはしっかりこちらに向けたまま…山を降りている!?まさかこっちに来ている…!?




699 その4 sage 2008/01/17(木) 21:40:47 ID:U3a23e/90
「00、お前しょんべん出るか?」
「は?こんな時に何を…」
「出るなら、食堂に空きのペットボトルあるから、それにしょんべん入れて来い」

そう言うと、叔父は1階に降りていった。こんな時に出るわけないので、呆然としていたら
数分後、叔父がペットボトルに黄色のしょんべんを入れて戻ってきた。

「したくなったら、これに入れろ」

と言い、叔父がもう1つの空のペットボトルを俺に差し出した。

「いや、だからアイツ何?」
「山の物…山子…分からん。ただ、俺がガキの頃、よく親父と山にキャンプとか行ってたが、
 あぁ、あそこの裏山じゃないぞ?山は色んな奇妙な事が起こるからな…
 夜でも、テントの外で人の話し声がするが、誰もいない。そんな時に、しょんべんとか
 撒いたら、不思議にピタッと止んだもんさ…」

そう言うと叔父は、もう一度望遠鏡を覗き込んだ。
「グウッ」と苦しそうに呻きながらも、アイツを観察している様子だ。

「アイツな。時速何Kmか知らんが、本当にゆっくりゆっくり移動している。
 途中で見えなくなったが… 間違いなく、このロッジに向かってるんじゃないのか」
「じゃあ、早く車で戻ろうよ」
「多分、無駄だ…アイツの興味を俺たちから逸らさない限りは…多分どこまでも追ってくる。
 これは一種の呪いだ。邪悪な視線、と書いて邪視と読むんだが…」
「さっき言ってたヤツか…でも何でそんなに詳しいの?」
「俺が仕事で北欧のある街に一時滞在してた時…イヤ、俺らが助かったら話そう」
「助かったらって…アイツが来るまでここにいるの?」
「いいや、迎え撃つんだよ」




700 その5 sage 2008/01/17(木) 21:41:44 ID:U3a23e/90
俺は絶対にここに篭っていた方が良いと思ったが、叔父の意見は
ロッジに来られる前に、どうにかした方が良い、と言う物だった。
あんな恐ろしいヤツの所にいくなら、よっぽど逃げた方がマシだと思ったが、
叔父さんは昔からいつだって頼りになる人だった。
俺は叔父を尊敬しているし、従う事に決めた。
それぞれ、グラサン・ペットボトル・軽目の食料が入ったリュック・手持ちの双眼鏡・木製のバット・懐中電灯等を持って、裏山に入っていった。
暗くなる前にどうにかしたい、と言う叔父の考えだった。
果たしてアイツの視線に耐えられるのか?望遠鏡越しではなく、グラサンがあるとはいえ、
間近でアイツに耐えられるのか?様々な不安が頭の中を駆け巡った。
裏山と言っても、結構広大だ。双眼鏡を駆使しながら、アイツを探しまわった。
叔父いわく、アイツは俺らを目標に移動しているはずだから、いつか鉢合わせになると言う考えだ。
あまり深入りして日が暮れるのは危険なので、
ロッジから500mほど進んだ、やや開けた場所で待ち伏せする事になった。

「興味さえ逸らせば良いんだよ。興味さえ…」
「どうやって?」
「俺の考えでは、まずどうしてもアイツに近づかなければならない。だが直視は絶対にするな。
 斜めに見ろ。言ってる事分かるな?目線を外し、視線の外で場所を捉えろ。
 そして、溜めたしょんべんをぶっかける。それでもダメなら…
 良いか?真面目な話だぞ?俺らのチンコを見せる」
「はぁ?」
「邪視ってのはな、不浄な物を嫌うんだよ。糞尿だったり、性器だったり…
 だから、殺せはしないが、それでアイツを逃げされる事が出来たのなら、俺らは助かると思う」
「…それでもダメなら?」
「…逃げるしかない。とっとと車で」

俺と叔父さんは、言い様のない恐怖と不安の中、ジッと岩に座って待っていた。
交代で双眼鏡を見ながら。時刻は4時を回っていた。




701 その6 sage 2008/01/17(木) 21:44:14 ID:U3a23e/90
「兄ちゃん、起きろ」

俺が10歳の時に事故で亡くなった、1歳下の弟の声が聞こえる。

「兄ちゃん、起きろ。学校遅刻するぞ」

うるさい。あと3分寝かせろ。

「兄ちゃん、起きないと 死  ん  じ  ゃ  う  ぞ  !  !」

ハッ、とした。寝てた??あり得ない、あの恐怖と緊張感の中で。眠らされた??
横の叔父を見る。寝ている。急いで起こす。叔父、飛び起きる。
腕時計を見る、5時半。辺りはほとんど闇になりかけている。冷汗が流れる。

「00、聴こえるか?」
「え?」
「声…歌?」

神経を集中させて耳をすますと、右前方数m?の茂みから、声が聞こえる。
だんだんこっちに近づいて来る。
民謡の様な歌い回し、何言ってるかは分からないが不気味で高い声。
恐怖感で頭がどうにかなりそうだった。声を聞いただけで世の中の、何もかもが嫌になってくる。

「いいか!足元だけを照らせ!!」

叔父が叫び、俺はヤツが出てこようとする、茂みの下方を懐中電灯で照らした。
足が見えた。毛一つ無く、異様に白い。体全体をくねらせながら、近づいてくる。
その歌のなんと不気味な事!!一瞬、思考が途切れた。




702 その7 sage 2008/01/17(木) 21:45:39 ID:U3a23e/90
「あぁぁっ!!」
「ひっ!!」

ヤツが腰を落とし、四つんばいになり、
足を照らす懐中電灯の明かりの位置に、顔を持ってきた。直視してしまった。
昼間と同じ感情が襲ってきた。
死にたい死にたい死にたい!こんな顔を見るくらいなら、死んだ方がマシ!!
叔父もペットボトルをひっくり返し、号泣している。落ちたライトがヤツの体を照らす。
意味の分からないおぞましい歌を歌いながら、
四つんばいで、生まれたての子馬の様な動きで近づいてくる。右手には錆びた鎌。
よっぽど舌でも噛んで死のうか、と思ったその時、

「プルルルルッ」

叔父の携帯が鳴った。
号泣していた叔父は、何故か放心状態の様になり、ダウンのポケットから携帯を取り出し、見る。
こんな時に何してんだ…もうすぐ死ぬのに…と思い、薄闇の中、呆然と叔父を見つめていた。
まだ携帯は鳴っている。プルルッ。叔父は携帯を見つめたまま。
ヤツが俺の方に来た。恐怖で失禁していた。死ぬ。
その時、叔父が凄まじい咆哮をあげて、地面に落ちた懐中電灯を取り上げ、
素早く俺の元にかけより、俺のペットボトルを手に取った。

「こっちを見るなよ!!ヤツの顔を照らすから目を瞑れ!!」

俺は夢中で地面を転がり、グラサンもずり落ち、頭をかかえて目をつぶった。
ここからは後で叔父に聞いた話。まずヤツの顔を照らし、視線の外で位置を見る。
少々汚い話だが、俺のペットボトルに口をつけ、しょんべんを口に含み、
ライトでヤツの顔を照らしたまま、しゃがんでヤツの顔にしょんべんを吹きかける瞬間、目を瞑る。霧の様に吹く。
ヤツの馬の嘶きの様な悲鳴が聞こえた。
さらに口に含み、吹く。吹く。ヤツの目に。目に。




703 その8 sage 2008/01/17(木) 21:46:49 ID:U3a23e/90
さっきのとはまた一段と高い、ヤツの悲鳴が聞こえる。だが、まだそこにいる!!
焦った叔父は、ズボンも下着も脱ぎ、自分の股間をライトで照らしたらしい。
恐らく、ヤツはそれを見たのだろう。
言葉は分からないが、凄まじい呪詛の様な恨みの言葉を吐き、くるっと背中を向けたのだ。
俺は、そこから顔を上げていた。叔父のライトがヤツの背中を照らす。
何が恐ろしかったかと言うと、
ヤツは退散する時までも、不気味な歌を歌い、体をくねらせ、ゆっくりゆっくりと移動していた!!
それこそ杖をついた、高齢の老人の歩行速度の如く!!
俺たちは、ヤツが見えなくなるまでじっとライトで背中を照らし、見つめていた。
いつ振り返るか分からない恐怖に耐えながら…
永遠とも思える苦痛と恐怖の時間が過ぎ、やがてヤツの姿は闇に消えた。

俺たちはロッジに戻るまで何も会話を交わさず、黙々と歩いた。
中に入ると、叔父は全てのドアの戸締りを確認し、コーヒーを入れた。
飲みながら、やっと口を開く。

「あれで叔父さんの言う、興味はそれた、って事?」
「うぅん…恐らくな。さすがに、チンコは惨めなほど縮み上がってたけどな」

苦笑する叔父。やがて、ぽつりぽつりと、邪視の事について語り始めてくれた…




704 その9 sage 2008/01/17(木) 21:47:33 ID:U3a23e/90
叔父は、仕事柄、船で海外に行く事が多い。詳しい事は言えないが、いわゆる技術士だ。
叔父が北欧のとある街に滞在していた、ある日の事。
現地で仲良くなった、通訳も出来る技術仲間の男が、 面白い物を見せてくれると言う。
叔父は人気の無い路地に連れて行かれた。ストリップとかの類かな、と思っていると、
路地裏の薄汚い、小さな家に通された。叔父は中に入って驚いた。
外見はみすぼらしいが、家の中はまるで違った。
一目で高級品と分かる絨毯。壺。貴金属の類…香の良い香りも漂っている。
わけが分からないまま、叔父が目を奪われていると、奥の小部屋に通された。
そこには、蝋燭が灯る中、見た目は60代くらいの男が座っていた。
ただ異様なのは、夜で家の中なのにサングラスをかけていた。
現地の男によれば「邪視」の持ち主だと言う。

邪視(じゃし)とは、世界の広範囲に分布する民間伝承、迷信の一つで、
悪意を持って相手を睨みつける事によって、対象となった被害者に呪いを掛ける事が出来るという。
イビルアイ(evil eye)、邪眼(じゃがん)、魔眼(まがん)とも言われる。
邪視の力によっては、人が病気になり衰弱していき、ついには死に至る事さえあるという。

叔父は、からかい半分で説明を聞いていた。この男も、そういう奇術・手品師の類であろうと。
座っていた男が、現地の男に耳打ちした。
男曰く、信じていない様子だから、少しだけ力を体験させてあげよう、と。
叔父は、これも一興、と思い、承諾した。また男が現地の男に耳打ちする。男曰く、

「今から貴方を縛りあげる。誤解しないでもらいたいのは、それだけ私の力が強いからである。
 貴方は暴れ回るだろう。私は、ほんの一瞬だけ、私の目で貴方の目を見つめる。
 やる事は、ただそれだけだ」




705 その10 sage 2008/01/17(木) 21:48:34 ID:U3a23e/90
叔父は、恐らく何か目に恐ろしげな細工でもしているのだろう、と思ったという。
本当に目が醜く潰れているのかもしれないし、カラーコンタクトかもしれない。
もしくは、香に何か幻惑剤の様な効果が…と。縛られるのは抵抗があったが、
友人の現地の男も、本当に信頼出来る人物だったので、応じた。
椅子に縛られた叔父に、男が近づく。友人は後ろを向いている。
静かに、サングラスを外す。叔父を見下ろす。

「ホントにな、今日のアイツを見た時の様になったんだ」

コーヒーをテーブルに置いて、叔父は呟いた。

「見た瞬間、死にたくなるんだよ。瞳はなんてことない普通の瞳なのにな。
 とにかく、世の中の全てが嫌になる。見つめられたのはほんの、1~2秒だったけどな。
 何かの暗示とか、催眠とか、そういうレベルの話じゃないと思う」

友人が言うには、その邪視の男は、金さえ積まれれば殺しもやるという。
現地のマフィア達の抗争にも利用されている、とも聞いた。
叔父が帰国する事になった1週間ほど前、邪視の男が死んだ、という。
所属する組織のメンツを潰して仕事をしたとかで、抹殺されたのだという。
男は娼婦小屋で椅子に縛りつけれれて死んでいた。床には糞尿がバラ巻かれていたと言う。
男は、凄まじい力で縄を引きちぎり、自分の両眼球をくり抜いて死んでいたという。




706 その11、終わり sage 2008/01/17(木) 21:49:23 ID:U3a23e/90
「さっきも言った様に、邪視は不浄な物を嫌う。
 汚物にまみれながら、ストリップか性行いでも見せられたのかね」

俺は、一言も発する気力もなく、話を聞いていた。 
さっきの化け物も、邪視の持ち主だっという事だろうか。
俺の考えを読み取ったかのように、叔父は続けた。

「アイツが本当に化け物だったのか、ああいう風に育てられた人間なのかは分からない。
 ただ、アイツは逃げるだけじゃダメな気がしてな…だから死ぬ気で立ち向かった。
 カッパも、人間の唾が嫌いとか言うじゃないか。案外、お経やお守りなんかよりも、
 人間の体の方がああいうモノに有効なのかもしれないな」

俺は、話を聞きながら弟の夢の事を思い出して、話した。弟が助けてくれたんじゃないだろうか…と。
俺は泣いていた。叔父は神妙に聞き、1分くらい無言のまま、やがて口を開いた。

「そういう事もあるかもしれないな…00はお前よりしっかりしてたしな。
 俺の鳴った携帯の事、覚えてるか?あれな、別れた彼女からなんだよ。
 でもな、この山の周辺で、携帯通じるわけねぇんだよ。
 見ろよ。今、アンテナ一本も立ってないだろ?
 だから、そういう事もあるのかも知れないな…今すぐ、山下りて帰ろう。
 このロッジも売るわ。早く彼女にも電話したいしな」

叔父は照れくさそうに笑うと、コーヒーを飲み干し立ち上がった。



イケメンの剃毛はジャンケン

テーマ:オトナのはなし
394 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:2010/02/23(火) 12:00:21 ID:uJjtLLcv
妹が看護士してるんだがイケメン男子の剃毛はジャンケンになるらしい
さりげなく触れると簡単にフル勃起するから恥ずかしがってる顔を見て楽しむそうです




395 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2010/02/23(火) 13:59:33 ID:26FRFVuA
>>394
その妹さんはどこで売ってるのかね?




396 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2010/02/23(火) 14:11:17 ID:hpS2zjAS
>>395
イケメンじゃなければジャンケンしてもらえないけど、それでも買う気か?




397 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2010/02/23(火) 14:20:27 ID:ua65cyGo
俺、ブサメンの仮性、しかも早漏。
別な意味でのジャンケンが始まるんだろうな。(´・ω・`)




399 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2010/02/23(火) 18:29:48 ID:i0G0VmVQ
別な意味でのジャンケンか・・・切ない、切なすぎる。
そんな失礼なナース連中に剃られるくらいなら
俺が、俺が剃ってやるぞ!




野口さんの宇宙食 

テーマ:ワラタはなしⅡ
530 :おさかなくわえた名無しさん:2010/02/23(火) 22:12:32 ID:TNs/Me65
野口さんの宇宙食、食べられた 同僚、若田さんと勘違い
ttp://www.asahi.com/science/update/0222/TKY201002220387.html
>「僕の宇宙食がちょっと足りないんだけど?」。
>国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在している野口聡一さん(44)の宇宙食が、野口さんの到着前に
>誤って一部食べられていたことがわかった。
>同僚飛行士が、前任の若田光一さん(46)が置いていったと勘違いしたらしい。

>カレーやラーメン、サバのみそ煮など、日本の宇宙食は各国の飛行士に人気がある。
>野口さんも今回、30種類ほどを持って行っている。

参考映像:味噌カツを要求するロシア人
ttp://www.youtube.com/watch?v=TcTsqBcU8QQ#t=4m30s






545 :おさかなくわえた名無しさん:2010/02/23(火) 23:15:17 ID:JgRhNpZR
>>530
PKOなんかに派遣された自衛隊が食事時になると、外国の兵士が
用も無いのにそのへんをうろうろし出すというのを聞いたことがあるw




550 :おさかなくわえた名無しさん:2010/02/23(火) 23:36:46 ID:/VAEaKHl
>>530
若田さん若田さん味噌カツどこかなww

なんだあのロシア人ww日本語わかるのか?





553 :おさかなくわえた名無しさん:2010/02/24(水) 00:12:20 ID:1fARhy+s
>>530
和気あいあいとして楽しそうw





555 :おさかなくわえた名無しさん:2010/02/24(水) 02:04:12 ID:1TADwKaZ
>>530
なんか皆可愛い




592 :おさかなくわえた名無しさん:2010/02/24(水) 14:40:44 ID:7FBMIHhM
現在進行形の他スレからマイペースに連投スマン

128 名前:名無しさん@十周年 [] 投稿日:2010/02/23(火) 20:40:16 ID:R5Swqb170
日本食が美味いつーかレパートリー不足で飽きちゃうんだろうな
まあ、外国の宇宙食セットにも日本食セットをデフォで混ぜてやればいいだろ



149 名前:名無しさん@十周年 [sage] 投稿日:2010/02/23(火) 20:51:52 ID:UwEqTmns0
>>128
実際に、補給船のコンテナの隙間に詰め込む、
特配補給品のリクエストに「日本食!!!」って「外国の」宇宙飛行士から来るんだ



354 名前:名無しさん@十周年 [sage] 投稿日:2010/02/23(火) 22:07:30 ID:yb8blf+t0
ロシアに出張中、本社から送って貰った味噌や醤油等の調味料を
支社のウォッカ野郎に奪われたのを思い出した。
何であいつら味噌好きやねん。味噌煮なんて自分が食う事なく鍋から消えるぐらいだったぞ。

羊羹や饅頭も人気だったな。
今でも月一で調味料と和菓子をダンボールに3箱送るように頼まれているぐらいの人気。




バイト帰りに絡まれて

テーマ:ワラタはなしⅡ
471 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2010/02/26(金) 16:32:00 ID:h4YKcPa+

高校生の頃、バイト帰りに酔っ払ったお姉ちゃん二人に絡まれた
抱きついてきた一人が「あ、タバコくさい!子供がタバコなんて吸ったらダメー!」と騒ぎ
「ゲームセンターのバイトだったから服に匂いが染み付いてるだけですよ」と返すと、
口臭チェックまでされた
「うーん、吸ってない、かな?」と言うともう一人が
「どれどれ?」といいながら、俺の顔を押さえ込み、ディープキスされた
「うん、大丈夫!健全に育てよー、少年!」なんて言ってましたが

お姉さん、あなたのせいで俺の性癖はけっこう歪みました




だから躊躇わずに踏むが良い

テーマ:オバカなはなし
139 名前: 鍋(神奈川県)[] 投稿日:2010/02/23(火) 00:07:32.15 ID:hB+tHyqn
>>121
中身見たらexe入っていたわ




143 名前:中国住み[sage] 投稿日:2010/02/23(火) 00:10:15.13 ID:/4AL53hy ?BRZ(10000)
>>139
それはダブクリックしないほうがいい




144 名前: 釣り竿(東京都)[] 投稿日:2010/02/23(火) 00:11:15.40 ID:u+483isp
>>143
クリックするとどうなるの?




145 名前: セラミック金網(長屋)[] 投稿日:2010/02/23(火) 00:11:36.86 ID:Gc1n5hC5
>>144
PCに詳しくなれる




173 名前: げんのう(アラバマ州)[sage] 投稿日:2010/02/23(火) 00:41:22.56 ID:25d9+X9g
>>145
いいレスだよね
先人達はみんなエロとクラッシュを重ねて強くなってきた




177 名前: 電卓(西日本)[] 投稿日:2010/02/23(火) 00:45:23.68 ID:VI6zee9Y
>>173
でも同じ過ちを繰り返させてはならない。
人類が初めて見たものをそれを食べても安心かどうか試して亡くなる人は最初の一人だけでいい。




191 名前: 筆箱(アラバマ州)[sage] 投稿日:2010/02/23(火) 01:11:24.22 ID:Uc8UdAby
>>177
この手の事では命には関わらない
限られた寿命ならば、より大きな負荷を得て壁を越えるべき
思いやりや文献の知識で、未来ある人を伸ばす為の経験を取り除いてはいけない



兄弟っていいな

テーマ:ホノボノばなしⅡ
92 :名無しの心子知らず:2010/02/22(月) 14:53:11 ID:0q0wk6mp

二歳と生後五ヶ月の兄弟持ち。
今日の昼食後、次男がぐずって抱っこしてもおもちゃであやしても泣きやまず大変だった。
とりあえず洗い物をしてから次男にパイをあげようと思い、
軽い気持ちで長男に「ママがお皿洗ってる間、弟くんの相手してあげて」と頼んでみた。
全然期待してなかったのに、「弟くん、なんで泣いてるの~?」と言いながら頭撫でてあげたり
おもちゃ渡してくれたり、隣で本読んだり
(本指差しながら「アンパンマンごはんたべてるね~」レベルだけどw)
なんか、普通にちゃんと面倒みてくれてたよ…。
次男は次男で長男の顔見たら泣きやんでご機嫌になるし、何この可愛い子たち。
思わず皿洗い放棄して影から様子を覗き見て和んでしまった。
兄弟っていいな…。
特に上の子、言葉遅くて保健センターにずっと相談に通っていたのに本当に成長したなぁ。

私、すごく幸せだ…。




長女が嫉妬してたまにワガママになる

テーマ:ホノボノばなしⅡ
615 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/26(金) 14:52:57

最近、二人目(息子)が生まれてからそっちに付きっきりの嫁に長女が嫉妬してたまにワガママになる。
そこで俺もママになる。
「あら~娘ちゃん、今日も可愛いわねぇ~もう、食べちゃいたいっ!!」とオカマ口調で話すとうまく行く。
娘も「ママ(笑)」と俺を呼ぶし。
俺「アンタ、弟できたんだから、もうお姉さんよ!大人の女よ!ワガママばかり言ってちゃダメ。」
娘「わたしも大人か~。ごめんね、ママ~」
俺「あたしじゃなくて、ブサイクな方のママに謝ってきなさいよ!」
娘「こっちじゃんwww」

足の細さ、キレイさでは嫁に勝ってると思うんだけどなー。




お隣さん

テーマ:ホノボノばなしⅡ
105 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/25(木) 23:31:40
保守がてらにカキコ
嫁と知り合ったきっかけが
専門学校で上京した時にアパートのお隣りさんだった事




109 :105:2010/02/26(金) 10:50:35
少し書かせてもらいますわ

7年前、俺は専門学校にいく為上京
一人暮らしにwktkしながらアパートへ
大家さんに挨拶を済ませ、部屋の鍵を貰う
大家さん「あ、そうそう、今日君のお隣りさんも来るんだ。
      しかも女の子だよ、間違い起こすなよw」
念を押されるもニヤニヤと何か期待していそうな笑みの大家さん
俺はそんなことはありませんと言って自分の部屋へ行く
部屋に入るも折り畳み式の机とテレビだけしかなく
他に必要なものはこっちで調達する事になっていたので
部屋にいても殺風景で退屈
少しアパートの周りを偵察がてらに散歩へと出かけた
1時間程ブラブラ歩いて帰ってみると隣りに人の気配
程なくして俺の部屋の呼び鈴が鳴り
出てみると小柄のかわいい女の子が立っていた




111 :105:2010/02/26(金) 12:01:26
続き

女の子(以下嫁と記す)「隣に越してきた○○です、ご迷惑おかけしますがよろしくお願いします」
俺「これはこれはご丁寧どうも、俺と申します。こちらこそよろしくお願いします」
嫁は安心した顔で自分の部屋に行くと
嫁「お父さん来て、すっごく優しそうな人だよ」
そう言って嫁はお父さんを連れて来ると
そこには竹内力さんと間違えるような気合いの入った人がいた
背筋が凍り顔から血の気が引く俺
嫁父「いやー、隣で娘さ世話になります。まんず優しそうな人だ、俺は安心して盛岡さ帰れますわ」
見かけによらず何度も頭を下げて挨拶する腰の低い嫁父
未だに思うが、俺が優しそうじゃなかったらどうなっていたのだろうか…
嫁「ごめんなさい、お父さん怖かったでしょ?」
俺「そんなこと無いですよ、カッコイイお父さんですね」
嫁「そう言ってもらえると助かります」
俺「盛岡って事は岩手からお越しなんですね」
嫁「はい、訛りが恥ずかしくて隠すのに必死で…」
俺「そんなこと無いですよ、東北訛りは俺好きですよ。俺も広島ですから訛りが結構ありますし」
嫁「そうなんですか、これからはお互い訛り言葉でお話ししましょうか」
俺「そうですね、標準語は疲れますしね」
こんな会話で初日を迎えたためか
お互いの部屋を行き来するのに1ヶ月もいらなかった
地方出身で訛りも取れない、進む道も同じ医療系と話のネタには事欠かない
一緒にご飯作って食べて、お互いお弁当作って一緒に途中まで通学したり
気が付けば異性として意識し交際するようになっていた




114 :105:2010/02/26(金) 14:09:29
遅筆で済まん、新しい携帯にまだなれとらんw

続き

7月の下旬…初めての夏休み、俺を盛岡の実家に連れていきたいと話す嫁
なぜかと聞けば嫁父が俺と話したいそうだ
俺「(隣なのをいいことに付き合ってるからな…、ご立腹なのかも知れんぞ。
   これは俺の死亡フラグか?)」
どうしてもと言い、嫁父が旅費も出すと言われては断れず
夏休みの初日に朝一番で盛岡へ行った
スーツで身を纏い道中は緊張で喉が渇いて
4時間で500mlのペットボトルを5本空ける始末
盛岡へ着くとそこには春に会ったあの竹内力さん似の嫁父が迎えに来ていた
開口一番怒鳴られると思ったが、全くそんなこともなく歓迎ムード
嫁父「わがまま言って申し訳無い、早速車さ乗ってください」
車にはとある建築会社の文字、嫁父の経営する会社である
30分程度で嫁の実家に着いたのだが、昔ながらの立派な屋敷で驚いた
そして、居間に通されると早速話が始まった




118 :105:2010/02/26(金) 15:01:20
もう少しだけ付き合ってくれ

続き
ここから、俺も目・耳を疑うようなドラマみたいな展開に発展する

嫁父「遠路遥々申し訳ない、どうしても君と話がしたかったのですわ」
俺「こちらこそ、お招きいただきました事に厚くお礼申し上げます」
嫁父「話してみると19歳なのに言葉遣いもしっかりしてる、本当に素晴らしい方だ」
俺「言葉遣いだけは厳しく躾られてきましたので…」
嫁父「やはり私の目に狂いは無かった、まだこんな若者がいるとは…」
俺「お褒めいただき、光栄に存じます。して、私にお話というのは?」
嫁父「この会社…どう思われますかな?」
俺「どうも何も立派です、しかし平日なのに少しの静か過ぎるかと…」
嫁父「実は…先月末の6月30日で廃業したのです」
俺「え…」
嫁「!!」
嫁もこの事実は知らなかった様子でひどくショックを受けていた
嫁父「最近は工事しても安く買い叩かれて、働いても赤字なんですわ。
   私どもも例外ではありません」
俺「…」
嫁父「思い切ってこの会社畳んだのも、従業員全員の再就職先が斡旋出来たからで…」
俺「じゃあ、社長のお父様は…」
嫁父「従業員ほったらかして自分だけヌケヌケと再就職するわけにはいきません、
   私はまだ仕事が見つかっておらんのです」
俺「こっちはそこまで就職は厳しいのですか…」
ここまで語ると、嫁父は涙を流してながら悔しそうに口を開いた




119 :105:2010/02/26(金) 16:05:33
続き

嫁父「私は…娘すら満足に大学へ出せないダメ親父です…。
   学費は何とかなるのに、生活費が少し足らんのです…」
俺「…」
嫁父「数ヶ月前まで赤の他人様だったあなたにこんな事を申すのは本当に恥ずかしいことだが、
   娘を一緒に住ませてやってはいただけませんか?」
俺「…」
嫁父「勿論、金銭面では迷惑はかけません、この私の末代まで語られよう恥な頼みを
   是非聞いて下さい。娘にだけは大学を出させてやりたいんです…」
急展開で何が何だか分からない俺
俺「事情は何となく分かりました、ですが私の一存では残念ながら決められません」
嫁父「…」
俺「少しお時間を下さい、5分で結構です」
そう言って、俺は実家に電話した
両親に事情を話すと、早めにその嫁父を連れて来るよう言われた
俺「お父様、お忙しいところ恐縮ですが、これから私の実家まで来ていただけますでしょうか?」
嫁父「え?」
俺「私の父も実は広島で土建業を営んでおりまして、
  建築分野の仕事を手伝ってほしいと言っております」
嫁父「それは…」
俺「今まで書いてきた図面を持ってきて、見せてほしいそうです」
嫁父「分かりました、今すぐ行きましょう」
盛岡に着いて2時間弱で今度は一路広島へ行く俺達

広島に着いて実家までバスで移動
実家に着くと俺父は嫁と出かけて来いと言われ俺達は外出
両親と嫁父は事務所で何やら話しはじめた




122 :105:2010/02/26(金) 16:39:07
これで最後

3時間ほど遊んで帰ると、晴れやかな笑顔をした嫁父と両親が楽しそうに会話していた
俺父は嫁に話があると言って事務所に呼んだ
俺父「あなたのお父様はしばらく私の会社に勤めて頂くことになりました」
嫁「え…?」
俺父「事情は聞きました、建築士としての腕も少し見せて頂きましたが素晴らしい」
俺「父さん、盛岡の方はどうなるんだ?」
俺父「事情が事情じゃけえ、あのままいても状況は良くならん。
   だったら事態が良くなるまでここで働いた方がいいだろう」
俺父「嫁さんには申し訳ないが、しばらくはここを実家と思ってくれませんか?
   お父様なら必ず盛岡へ帰れるまで立ち直るでしょう」
嫁父の再就職から嫁の学生活費問題まで一気に解決し
俺達が一緒の部屋へ住む話も双方同意でまとまった

そんな怒涛の一件が済んで俺達はまた東京で勉強に遊びに全力で楽しんだ
生活費は俺父が
「バイトはせんでいい、その時間で勉強して遊べ。お前らを養うくらいどうにでもなるわ」
そう言って送り出されたので言葉に甘えてさせてもらった
俺は専門学校を卒業し放射線技師試験に合格、家からすぐ近くの病院に就職
嫁の大学4年時の生活は俺が持って嫁の看護師合格をサポートした
その翌年、嫁も看護師試験に合格し俺と一緒の病院に就職
お金を貯めてひとしきり落ち着いた本日に婚姻届を提出してきた

なので良く考えたら昨日の時点ではまだ気団じゃなかったんだよなw
スレ汚してスマソ
出来損ないみたいな2時間ドラマみたいな話で恐縮だ…

嫁父の後日談は書いた方がよさ気?




133 :105:2010/02/26(金) 21:06:28
戻ってみれば反響凄すぎワロタw
それじゃ後日談と行きますか

再就職後の嫁父は鬼神のごとき働きを見せたという
特に製図をしている際、迫力の余り誰ひとり声をかけられなかったそうだ
嫁父が俺の実家で働くようになった2002年7月から
嫁父の製図技能が評価され
県職員の社宅リフォームの工事をはじめいくつかの大きな仕事が入った
また、県外では阪神大震災の住宅復旧にも大きく貢献し
弱点だった建築の大幅な増収もあって
会社全体での嫁父加入後の売上が70%増になった
そんな話を受けて俺達も受験生でも無いのに
毎日4時間は必ず勉強して出来る限りの努力をした
その甲斐あってか嫁父は2007年には
盛岡の一旦売却された事務所を買い戻し
俺の実家の完全子会社とはいえまた営業を始める所まで戻った
今年1月には営業も軌道に乗り
実家から完全に独立、協力企業として製図やその他得意分野の技術を相互提供している
俺達はこの完全独立を見届け、嫁父の心配を全て取り払えたから
今度は俺達が結婚してもっと安心させてやりたいと考え色々準備をし
準備が整った今日籍を入れたって訳だ
あえて書かなかったのだが、嫁母は嫁が14の時に他界
そこから嫁父一人で育てたそうだ

とりあえず、今の目標は双方の親に孫を見せてやる事かね

後日談はこれでおしまいだけど…
あと話すことってあったかな?




135 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/26(金) 21:25:14
せっかくだから、プロポーズの言葉と嫁さんの反応も書いてくれw




147 :105:2010/02/27(土) 16:57:19
>>135のリクエストにお答えしよう

プロポーズしたのは昨年の12月末の事
嫁父の会社が軌道に乗り独立する事が決定したため
後は俺達が一緒になる事が最大の親孝行と考えた

勤務が終わって家に帰り
夕飯を食べて一息ついた時、俺は意を決して話しはじめた
俺「なあ、嫁のお父さん会社がまた安定してきて良かったのう」
嫁「そうだね、お父さん張り切ってたよ、これからだって」
俺「これで俺達の周りにあった心配事は無くなったな」
嫁「うん」
俺「俺、こういう時のために色々考えたんじゃが…」
嫁「何?」
俺「今度は…俺達が幸せんなって親を安心させたろうや」
嫁「…(次の台詞がもう分かるのか、小刻みに震えて少し涙目)」
俺「言うのが遅れて済まん、俺と…結婚しよう」
嫁は俺が言い切るか切らないか位で抱き着いてきて大声をあげて泣いた
俺は嫁の頭を泣き止むまでただ優しく撫で続けた

嫁が泣き止んでから俺は嫁に聞いた
俺「もう分かっているけど、答えを聞かせてくれる?俺と結婚しよう」
嫁「うん!よろしくお願いします」

年末に広島へ帰った時、俺の両親にこの事を報告
両親は大層喜ぶと、俺母が嫁を呼んで優しく抱いた
俺母「嫁ちゃん、お母さんいなくてもよう頑張ったね。
   これからはウチがお母さんじゃけぇ、存分に甘えんさい」
嫁はここでもまた声をあげて泣いた、俺と俺父ももらい泣き
俺父「バカタレが、男がそう安々と泣くなや」
男「泣きながら言われても説得力無いわ」
翌日には嫁父も広島へ来たので報告
嫁父も涙を流して喜んだ

以上、プロポーズのお話でした





148 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/27(土) 17:38:19
でめたしでめたし



妻と初めてした会話 若気の至り

テーマ:ホノボノばなしⅡ
90 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/24(水) 09:11:32
俺「あの!いきなりすんません!明日どこかに行きませんか!」
嫁「…嬉しいけどごめんなさい。明日は息子といたいの」
俺「えっ!!!俺の子ですか!!!」
嫁「私が独り身で生んだ子よ。頭の悪い女をからかっちゃいや」
俺「えっ!!!誰ともしないで生んだんですか!!!」
嫁「バカね。若気の至りってやつよ」
俺「じゃあ!ワカゲのイタリーで俺と明日!!!」
嫁「人の話を聞け」




91 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/24(水) 12:38:48
若気の至りもアレだが
ワキガのイタリアンもなかなかアレだな

って>>92が言ってた




92 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/24(水) 14:29:29
俺は>>93からそう聞いたんだよ




93 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/24(水) 15:57:10
腋毛の左がどうした?




94 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/24(水) 19:44:49
もういいから>>90kwsk




95 :90:2010/02/25(木) 00:05:48
適当にkwskしたら長くなったからスルー推進。
その場でしつこく詰め寄った。上司が110押した携帯かざしながら間に入ってくるくらい。
嫁は俺が入社した職場の主任で賢くってかわいくってたまんなかった。
うまく表現できないけど嫁の言葉遣いが凄く好きなんだ。俺は見た目も中身も
体育会系だからか、会う女は大体いきなりタメ口だったり男っぽい口調だったりするから、
嫁と初めて会った時「よろしく頼むわね」って言われて一気に燃えた。
ずっと憧れに憧れてた存在だったわけで、ようやく勇気だして誘ったら衝撃の告白された。
一度勇気出したらもう怖いものなくなって、
「息子さんにいつ会えますか」だの「明日俺空いてますよ!」だの言いまくって
どんどん避けられてたorz





96 :90:2010/02/25(木) 00:07:41
あるとき、嫁に保育園から電話が入った。
聞き耳たててたら、保育園で息子に何かあったらしく部長に頭下げて出て行った。
何ヶ月かに一回、保育園から電話があることがあっても、
すぐにどっかに電話して頼んでて、中抜けも早退もしてる姿は見たことなかったから、
俺は部長に何やってんだ!と怒鳴られながら嫁を追った。
当時嫁は免許持ってなかったわけで、腕掴んで車に引きずり込んだ。
向かったのは病院で、アナフィラキシーショックって知ってるか?
アレルギーあるもの食べて死にそうになるやつ。
息子がそれだった。嫁は泣きながら息子についてたから、
俺を旦那だと勘違いした医師や保育園の職員から色々聞いた。
息子は落花生のアレルギーで、
食べちゃいけない危険度みたいのが数字で出されるんだが最大の6のレベル出てるくらい危ない。
その日、保育園では落花生の豆まきがあったらしい。
俺はなんか「ん?」と思いながらも、そりゃあ大変だくらいにしか思わないで、息子に
「だあれ?」と言われて「パパだよー」とか答えて嫁に追い返されたりしてた。




97 :90:2010/02/25(木) 00:08:49
このとき初めて息子に会ったが、俺はなんだか変な既視感に襲われてた。
なんか、何年も前から会う約束しててやっと会えた、みたいな。
そんで会社に戻ったら部長はカンカンで、
とにかく嫁は悪くない、俺がひとりで突っ走ったことと保育園おかしくないかと伝えた。
話しながらなんか熱くなってきて、
落花生だめなやつがいてなんで平気で落花生使うんだよ!と部長にキレた。
そしたら部長が、確かにと言ってくれた。
危険度6なら伝えてないはずないよな、訴えたら勝てるくらい大変なことだ、と。
その日の夜、嫁(息子の入院に付き添ってて公衆電話)から電話があった。
礼を言って切ろうとするから、慌ててもうあの保育園はやめろ、部長も言ってると伝えた。
そしたら嫁が泣き出して、あの保育園やめたら働けない、
幼子ひとり置き去りになんてできないし、シッターもたまに頼むだけで凄い金額になる!…
俺「だから結婚しましょう!俺が働くから息子くんとおうちにいなよ!
じゃなかったら俺が仕事やめてシェフになる!二人なら選択肢増えますよ!」
電話切られたwwww
嫁は聞いてられなくて切ったと言うが俺はただのテレカ切れだと読んでるw




98 :90:2010/02/25(木) 00:09:42
嫁は保育園を辞め、たまってた有給を使ってしばらく息子と二人の時間を満喫した。
俺はコツコツ貯金しだした。
嫁たちに会いたくてアパートの前ウロウロしてたら近所人に通報されて、
駆け付けた警官に息子が「これはパパなの!」と言ってくれたり。
間もなく息子が幼稚園に上がり
仕事に復帰した嫁は少しだけ冷たくなくなって、俺によく笑ってくれるようになった。
嫁は「私は息子が成人するまでは恋人なんかいらないわ。
独り身で子供を作った責任があるから。成人まではこの子一筋に生きていくの」と言った。
俺は待つつもりだった。嫁の旦那にはなれなくとも心はすでに息子のパパだったからだ。
息子は凄く可愛いかった。嫁に似て賢いし。
嫁がいろんな本読んでて、真似してたくさん本読んでるから、色々難しい単語聞かれる。
「おざなりとなおざりはちがう?」とか聞かれたらパパとしては答えにゃならん。
俺もたくさん本読むようになった。





99 :90:2010/02/25(木) 00:10:23
あれから四年、今度息子が小学校に入学する。
ランドセル背負ってる姿見て嫁にひかれるほど泣いてしまった。
母子家庭の手当て金を受け取らないよう手続きしたあたりから一緒に住みはじめ、
ニヤニヤしながら、パパと苗字がちがうと学校から変に思われますよ~とか言うと、
嫁は困った顔して黙り込む。
もう一押しなんだろうなあとは思うが無理強いはしない。

変な形態だが俺たちは家族になったって話だ。
色々すまんかった。





100 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/25(木) 00:25:30
>>99
いや、お前は漢なんじゃね?




101 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/25(木) 00:25:42
なんていっていいかわからんが
( ;∀;)イイハナシダナー




102 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/25(木) 01:23:15
まあ、その、なんだ、

もう、一押しだろ、それは。

これも何かの縁だ。「もう一押し」して俺たちに吉報を
聞かせてくれ。頼むよ、ふたりのお子さんのために。




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