海街diary3 陽のあたる坂道/吉田秋生
テーマ:おススメ本
2010年02月20日 10時45分

家族の「絆」を鎌倉の美しい風景とともに情緒的に描く
大注目のシリーズ第3弾!
4姉妹やその周りの人々を丁寧に描くこのシリーズは
何時よんでも切なく、そして何ともいえない優しさに包まれます。
今回は別れが幾つかあり、より一層胸が締め付けられました。
ただ、新しい始まりの予感も描かれていて
今後の展開が楽しみです。
吉田秋生はデビューの時からファンで読み続けていますが
いつまでも色褪せない感性には脱帽です!
スタイリッシュな「BANANA FISH」や「吉祥天女」、
そして細やかな描写の本編や「ラヴァーズ・キス」
どの作品もおススメです
かのこちゃんとマドレーヌ夫人/万城目学
テーマ:おススメ本
2010年02月15日 14時10分

かのこちゃんは小学1年の元気な女の子。
マドレーヌ夫人は外国語を話す優雅な猫。
万城目学ワンダーランド開幕~!
奇想天外が得意技の万城目学最新作はとってもラブリー♪
いつもの大風呂敷を広げない分、
ちょっといい話に仕上がってます。
物語の中盤にマドレーヌ夫人に起こった奇跡。
普通だったら、普通の作家だったら
ここからが本来の展開とばかりに話が進んでいくはずなのに…
この物語では奇跡を単なるひとつのエピソードにしています。
そこが、とっても万城目らしいなぁ。
余談では、かのこちゃんの父親があの作品の…
と思わせるところがあり
ファンとしては嬉しかったりします。
『ホルモー』『鹿男』とは一味違った万城目をお楽しみ下さい!
おススメです
私の家では何も起こらない/恩田陸
テーマ:おススメ本
2010年02月08日 10時58分

この家、私しかいないのに、
人がいっぱいいるような気がする…
小さな丘の上に建つ二階建ての古い家。
幽霊屋敷に魅了された人々が奏でる不穏な物語。
本来ホラーは苦手で、出来れば触れたくないのですが
恩田陸の幽霊屋敷は趣が違います。
とってもエレガント(!)なゴーストストーリーに仕上がり、
背筋が寒くなりながらも、サクサクと読めました。
丘の上の屋敷をめぐる連作短編小説になっていて
バラバラの時系列で展開されるストーリーが
ひとつに繋がる様は見事です!
やっぱり、恩田陸はいいなぁ~思わせる1冊でした。
装丁も美しくて素敵ですよ
張り込み姫 君たちに明日はない3/垣根涼介
テーマ:おススメ本
2010年02月04日 10時59分

リストラ請負人・村上真介のシリーズ3作目。
今回のターゲットは、英会話学校、旅行会社、自動車業界、出版社。
仕事の意味を、働く理由を、迷う貴方に問いかける!
「君たちに明日はない」は外れなしの鉄板シリーズです。
今回も絶好調で、読ませますよ!
File2.やどかりの人生 ではリストラを勧告されている被面接者の
鮮やかな転身に思わず拍手パチパチです。
思わず置いてけぼりをくったような気分になっている
真介がカワイイなぁ~
File4.張り込み姫 も爽快でした。
リストラという、本来ならやりきれない状況が
これからの人生へのエールと変わっていくのが心強い!
私自身もワクワクと元気が湧いてくるような読後感でした。
ハードな作風の垣根涼介が唯一、肩の力を抜いて、
イイ感じで書いているのが伺えます。
勿論、ハードで鮮烈な「ヒートアイランド」や
「ワイルドスワン」「ゆりかごで眠れ」もおススメですよ~♪
ミレニアム1/スティーグ・ラーソン
テーマ:おススメ本
2010年01月28日 14時21分


話題沸騰ミステリ三部作の記念すべき第1作目。
各誌での大評判・大絶賛にも思わず納得の面白さですよー!
スウェーデンを舞台にしたミステリを読むのは初めてで、聞きなれない名前には少々てこずりました。だって、登場人物(ミステリだけに容疑者)が多すぎるんです。でも、そんな違和感は最初だけ!乗り出したら止まりません!文字通りのノンストップで読了しました。
作者自身が政治雑誌の編集長を務めていただけに、主人公ミカエルの雑誌記者という設定がリアルです。フィクションとはいえ、今まで知らなかったスウェーデン社会を垣間見れたような気がします。
そこへ、さらに強烈なキャラ立ちヒロインのリスベットが登場すると、一気に緊張感が高まるのです。
登場人物の魅力だけではなくミステリの内容もテンコ盛りの濃さで、この1作で何作品も作れそうなくらい!
まずは読んでください!
そして唸ってくださいっ!
このあとの2作目・3作目が更に評判が好いので、楽しみだなぁ~♪
本棚には既に待機中なのです



