大聖堂
神戸のみのくんが「面白いよ」と貸してくれたケン・フォレットの「大聖堂(上・中・下) 」
(ソフトバンク文庫)を1月末に読み終えました。
「いやー、面白かったです。久々に面白い長編を読んだような気がします。」
物語の舞台が12世紀のイギリスということで。
「受験の選択科目は日本史だったからなー」と、おっかなびっくり読み始めたのですが。
大聖堂建立に熱意を燃やす建築職人トム・ビルダーとその家族。
後にトム・ビルダーの妻となる森に住む女エリンとその息子ジャック。
伯爵家を奪われてしまう令嬢アリエナ。
大いなる野心を持ったキングズブリッジ修道院分院長フィリップ。
悪辣な貴族ウイリアムと悪徳司教ウォールランなどなど。
善えもん?悪もん?相まみえながら。
登場人物がくんずほぐれつする波乱万丈の約50年の物語にすっかりとりこになりました。

いつかこの手で大聖堂を建てたいというトム・ビルダーの願いはキングズブリッジでかなうことに。
そしてその思いはトムからジャックへ引き継がれ・・・という「大聖堂建立」のお話を縦軸に。
王位の争いあり、地方貴族とカトリック教会の争いあり、悪徳領主と農民の争いありの
戦国時代に生きる登場人物の野望、欲望、暴力、怨念、復讐、愛憎のお話がたっぷりと
綴られていて。
「いやー飽きないなー」
悪辣貴族のウイリアムがキングズブリッジを襲撃するシーン。
ジャックとフィリップがキングズブリッジの人々とともに一夜にして壁を巡らして、
襲撃を撃退するシーンは、いやまさに黒沢映画「7人の侍」を彷彿とさせて。
権力、暴力に屈してきた人々の胸のつかえも、爺の胸のつかえもスッキリこん。
面白いですから是非読んでくださいね。
この勢いでと、続編「大聖堂-果てしなき世界」を本屋で探せぞどこも置いてない。
長編づくのじゃと「坂の上の雲」8巻購入したけれど、読んでない。
やっぱり、長編にかかるには少し決意がいりますね。
「大聖堂」情報はこちら。
(新潮文庫版でのレビュー情報ですが、ソフト文庫版レビューよりまとまっていますので)
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4102358013/ref=dp_top_cm_cr_acr_txt?ie=UTF8&showViewpoints=1



