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大蛇伝説

テーマ:伝説
 白い石礫を持ち、岩肌や原生林に囲まれた和田川、人為的なものはほとんど無く、深い淵までもが透き通る秘境中の秘境である。

 何者も立ち入らせない威厳を誇る和田川には、「いわれ」や「伝承」が多い!

和田川 和田川2

 今回はチャドロとクレドメ!

 壇ノ浦の戦いに敗れた平家一族、生き残った者もチリジリバラバラと奥深い山里へと落ちていく。

 そんな中、小口の上流域である大原にたどり着き、山を開墾して生活をする鍛冶屋三郎という一人の武士。

 傍らの和田川には幾つかの淵があり その一つの淵に棲む大蛇が川を下る筏を待ち伏せては筏夫を呑み込んでいた!
 筏は里人のもっとも大事な仕事で、人々は生活に困っていた。

 これを知った鍛冶屋三郎、「人に危害を与えるとは憎いやつ」と大蛇退治を決意、一振りの刀を差して筏で川を下る。

 しばらくして筏が魔の淵にさしかかると、天地鳴動、晴れわたっていた空がにわかに曇り、血なまぐさい風が吹き、水面は大波が沸き立った。

 と、突然大蛇が現われ、鎌首を立てて真っ赤な舌を出し、飛びかかってきた。

 驚きながらも腰の刀に手をかけた三郎、目にも止まらぬ速さで首をはらうと大蛇は水中に没した。

 仕留めたと思ったのも束の間、再び大波が沸き立つと、落とされた首の切り口が頭になって再び三郎に襲い掛かってきた。

 こうして三郎と大蛇の死闘が続いたが、ついに大蛇は七つの死体となって淵に浮かんだのであった!

 二度と出る事がなくなり里人達は安心、三郎に感謝の意を込めてこの淵を鍛治三郎、そして次の淵は大蛇の血でいっぱいになったので「チャドロ」、又大蛇の死体が流れてかかった瀬を「クレドメ」と呼んだという。

コメント

  1. 2009年01月14日 08時43分
    なるほど、ここにもそういう伝説があるんですか。
    深い淵のある場所には、だいたいそういう話が残っていますね。
    2009年01月16日 08時50分
    次郎さん、おはようございます。

    そうですね~、中でもこの和田川には伝説が多いです。
    それも、うなぎに鵜にアメノウオ伝説と・・・・各種取り揃えています!(笑)

  2. 2009年01月14日 08時46分
    大蛇伝説と言うのはいろいろなところにあるんですね。
    私が以前取材した、石神梅林にも大蛇伝説があり、大蛇が住んでいたとされる山は大蛇峰と言われていました。
    2009年01月16日 08時55分
    よってって広報さん、おはようございます。

    そうですよね~、蛇神信仰の名残なんでしょうか?
    中でも、川の流れがクネクネと蛇に似ており、それをエネルギッシュに感じるところからとか?

    石神梅林ですか?
    御坊の道成寺にも蛇塚などもありますし、結構蛇にまつわるところが多いですよね~!

  3. EI
    2009年01月14日 11時05分
    西やん、ありがとうございます。
    最近は、小口の長老にお聞きしても記憶が不確かになってしまい、写真をお見せしても、淵の名前が一定しません。同じ写真を見せても、鍛治三郎といったり、ある人はクレドメといったりします。一度、整理して名前を確認したいですね。
    そのほかにも瓢箪淵があり、これは形が似ていますのですぐに分かります。ジョロナベラは女郎名滑らでしょうか?女性が寝そべって遊ぶのには楽しいところです。
    2009年01月16日 08時57分
    EIさん、おはようございます。

    だんだんと高齢になると記憶が・・・・そうならない内にキチンと整理しておく必要がありますよね~!

  4. 2009年01月14日 12時55分
    チャドロとクレドメの
    漢字かな表記はどう書くのでしょう。
    カタカナだと意味がわからず ハテナ?
    「欧米か!」と思ってしまいました。笑
    2009年01月16日 09時01分
    みなみさん、おはようございます。

    「欧米か?」はイイですね~!
    なんとなく今まで聞き流してきましたが、漢字までは考えていませんでした、申し訳ない!(笑)

  5. 2009年01月14日 13時46分

    ほほぅ(0。0)

    凄い伝説があるもんですなぁ・・・が~ん

    大蛇を七つに切り刻んだとは・・・きゃ~!!

    ワテが猿と格闘するのとは

    わけが違いますな・・・( ̄◇ ̄;)ゞハハハ
    2009年01月16日 09時03分
    グランパさん、おはようございます。

    いや~、子供ながらにサルと格闘するのもすごいですよ!
    その場所はひょっとして「チミドロ?」(笑)

    大蛇の伝説は、特に多いところです。

  6. 2009年01月14日 14時05分
    おもしろいですね。

    夏に和田川の「語り部」をやってください。

    それから、小口の餅投げは、餅だけでしょうか?
    2009年01月16日 09時06分
    シイ太さん、おはようございます。

    この前はお菓子の寄付までしていただき、ありがとうございました。

    おかげさまで無事終了することができました。
    ありがとうございます。

    また、近々反省会を・・・・・!(フッフ)

  7. 熊野原人EI
    2009年01月14日 21時17分
    みなみさま、そうですね。このあたりは漢字でキチンと記載されていません。私の推察ではチヤドロは”血合い瀞”、クレドメは”暮れ止め”かと思っています。西やん、間違っていたらごめんなさい。訂正をお願いいたします。
    瀞とはゴルジュ地帯にある淵です。両端が崖と成り、深い淵を形成します。ちなみにクレドメは水深7mありますよ。
    大雲取り越えにワロウダイシというところがあります。これは熊野の方言で前記のように発音いたしますが、漢字で記載しますと円座石(わろうざいし)です。熊野ではダヂヅデドとザジズゼゾの区別がありません。
    心臓はシンドウなんです。あ!、クレドメは暮れ染めかもしれませんね。
    2009年01月16日 15時17分
    和田川添いに住む、TMさんに聞きましたがわからず、町史編纂室でお聞きしました。
    すると、民俗学上は基本的にはカタカナ表記だそうです。
    理由は、呼び方を大事にする為と言うことのようで、漢字を使っているとすれば、後に当てはめたもののようです。

  8. 2009年01月15日 00時02分
    面白い話が載ってる。^^

    クレドメは「暮れ止め」、「暮れ染め」かあ。
    でも伝説とどーゆー係りがあるんだろ?
    >大蛇の死体が流れてかかった瀬
    流れ着いたから「止め」。
    死体から流れ出た血で瀬が真っ赤に染まったから「染め」。
    なのかなあ?

    といいつつ、「クレ」の意味が気になる?^^;
    「刳れる」ですかね??
    大蛇の骸が壮絶な闘いでそらすっげー「えぐれて血で染まった」からとか。
    もしくはその闘いで瀬が「抉れた」から、とか。
    かなあ。うーむ。
    2009年01月16日 09時10分
    とどーさん、おはようございます。

    なんとなく、それなりの意味がわかりましたので、漢字までは考えて(いや調べようとしなかった)いませんでした!

    一度、調べてみます。
    指摘されて、初めて気がついたこの愚かさ!まったくもって、申し訳ございません!(笑)

  9. 2009年01月15日 20時03分
    えええ・・・・蛇の伝説かいな???

    俺嫌だよよ~~~!!

    2月田辺に来ないの??(笑)
    2009年01月16日 09時13分
    kazeさん、おはようございます。

    わても、同じでございます。(笑)
    昔から、蛇にいたずらしたらアカンよ~とよく言われましたが、イタズラどころか気持ち悪くって!

    2月は田辺で何かあるんでしょうか?

  10. 2009年01月15日 22時14分
    へぇ~~~

    なんちゃってガイドの際には使わせて頂きます
    2009年01月16日 09時16分
    トシちゃんさん、おはようございます。

    どんどん使ってください!
    まだまだストックがたくさんありますので!(笑)

  11. 2009年01月16日 18時33分
    熊野原人EI さまへの返レス読んで。

    なるほど。
    漢字は当て字でしたか。
    ミョーな事をウダウダ書いちゃった。

    ハズカシー ^^;
    2009年01月17日 06時50分
    とどーさん、おはようございます。

    当て字であったとしても、意味のある名前でしょうから、もっと調べてみようと思います。

  12. EI
    2009年01月17日 09時32分
    とどーさん
    何で恥ずかしがるん?
    漢字、一緒に考えましょうよ。誰もどの漢字が当てはまるのか分からないんです。
    でも、にしやんがいわれるようにはじめは意味があるものからはじまり、徐々に変化して方言が形成されるんでしょうね。
    熊野本宮にある発心門は地元の発音はホッシンボです。女郎蜘蛛はジョログモ、滑ら石はナベライシでジョロナベラは女郎滑らでしょうね。ボウズハゼは頭がツンツルテンでナベライシに棲んでおり、小口ではナベラボウズといいます。漢字ではおそらく滑ら坊主でしょうか。学名はもちろんカタカナ表記。
    ニッポン→ヤーパン→ジャパン

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